放射性物質の野生きのこへの影響調査について(第13回)
課所名: 森づくり課
担当名: 森林技術・林業支援担当
担当者名: 阿曽、阿部
内線電話番号:4325
直通電話番号: 048-830-4325
Email: a4300@pref.saitama.lg.jp
今回の調査で、鳩山町で採取された、森林内に自生する「アカモミタケ(野生きのこ)」計3検体について分析を行った結果、2検体から基準値を超える放射性セシウムが検出されました。
なお、鳩山町については、11月5日に野生きのこの出荷の制限を指示しているため、鳩山町産の野生きのこは流通しておりません。
・検体採取日:平成24年11月6日
・結果判明日:平成24年11月9日
・分析機関:一般財団法人 新日本検定協会 SK横浜分析センター
品 目 | 産 地 市町村名 | 放射性物質(Bq/kg) | ||
放射性セシウム 134 | 放射性セシウム 137 | 放射性セシウム計※ | ||
アカモミタケ(野生きのこ) | 鳩山町 | 67.3 | 145 | 210 |
アカモミタケ(野生きのこ) | 75.3 | 139 | 210 | |
アカモミタケ(野生きのこ) | 37.6 | 57.8 | 95 | |
基 準 値 ( 一 般 食 品 ) | 100 |
※ 放射性セシウム計は、左から3桁目を四捨五入し、左から2桁を有効数字として判定する。
(食品中の放射性物質の試験法について:平成24年3月15日付 厚生労働省通知)
【212.3Bq/kg→210q/kg、214.3Bq/kg→210Bq/kg】
(注) 検査機関では、厚生労働省が示した試験法に基づいて検査を実施しておりますが、
食品の放射性物質検査の特性上、検出限界値は、検体や検査機器によって異なります。
出荷前に放射性物質調査を行っているため、基準値を超える「野生きのこ」は直売所等に出荷されていません。
また、これまでに出荷された「野生きのこ」は、前回までの調査で安全が確認されたものです。
なお、生産管理されている原木しいたけ等の林産物からは、基準値を超える放射性セシウムは検出されていません。
今後も、引き続き「野生きのこ」の発生に合わせて、放射性物質影響調査を実施します。