インターネットバンキングのサイトに偽画面が表示され、顧客の口座から不正な送金があった事件で、新たにみずほ銀行の顧客の口座から5日に約50万円が不正送金されていたことがわかった。警察庁が9日、発表した。被害はこれで5件計約420万円となった。
警察当局は不正送金された金のうち、みずほ、楽天両銀行の口座から移された約170万円が引き出されたとみて調べている。不正送金は両行と三井住友銀行で確認されている。
警察庁によると、9日夜の時点で偽画面に関する連絡や相談は大手都銀やネット銀行など7金融機関で計448件あり、うち364件では顧客が個人情報を入力していた。