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中間貯蔵施設 安全性の調査へ
11月9日 13時36分

中間貯蔵施設 安全性の調査へ
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原発事故で広がった放射性物質を取り除く除染で出る土などを保管する中間貯蔵施設を巡って、環境省は、地震や津波に対する施設の安全性を確保するためにどういった対策が必要なのか調査に乗り出すことになりました。

中間貯蔵施設は、福島県内の除染で出た土などを一時的に保管する施設で、環境省は、福島県の双葉町、大熊町、楢葉町の3つの町に分散して設置する方針を示していますが、反対する意見が相次ぎ具体的な計画は進んでいません。
この施設を巡って、環境省は、30年間にわたって除染で出た土などを保管する見通しとなっているため、将来的な地震や津波に対して施設の安全性を確保するにはどういった対策が必要なのか調査に乗り出すことになりました。
調査では、国内の使用済み燃料の再処理施設や海外の施設に関する資料を集め、中間貯蔵施設の構造の決定などに生かすことにしています。
これについて、長浜環境大臣は、9日の記者会見で「中間貯蔵施設という今までにはない概念の施設の構築となるので、どういう施設を作っていくのかなどを調査したい。特定の施設を想定していない」と述べ、候補地の特定につながる調査ではないという考えを示しました。
環境省では今年度中に調査結果をまとめ、引き続き地元に対し設置への理解を求めたいとしています。

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