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警察官が違反者逃がし事故隠した容疑
11月9日 17時23分

警察官が違反者逃がし事故隠した容疑
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交通違反の取り締まり中にパトカーで追突事故を起こしたうえ、違反者をそのまま逃がして事故を隠したとして、埼玉県警察本部は、警察官2人を犯人隠避などの疑いで書類送検するとともに減給などの処分にしました。

書類送検されたのは、さいたま市浦和区の浦和警察署の地域課に勤務する29歳の巡査部長と25歳の巡査の2人です。
警察によりますと、2人はことし4月、交差点で一時停止をしなかったとして原付バイクを取り締まっていた最中に、パトカーを誤って発進させてこの原付バイクに追突し、運転していた大学生に腰を打つなどのけがをさせたということです。
その際、2人は大学生を検挙せずにそのまま逃がして、事故を隠したとして犯人隠避などの疑いが持たれています。
その日のうちに大学生の父親が警察に連絡したことから、事故をもみ消していたことが発覚したということです。
調べに対して2人は容疑を認めているということで、警察は、2人を書類送検するとともに巡査部長を6か月間、減給10分の1の処分に、また巡査を本部長訓戒の処分にしました。
埼玉県警察本部監察官室の北澤一浩主席監察官は「県民の信頼を損ね大変、遺憾です。職員に対する指導を徹底し再発防止を図ります」と話しています。

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