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拡散予測 全国の原発再確認指示11月8日 17時5分
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原発事故が起きた際の放射性物質の拡散予測で、誤りが相次いで見つかった鹿児島県と佐賀県の2つの原発でさらに別の誤りが見つかり、国の原子力規制委員会は試算をした独立行政法人に指示し、全国すべての原発について試算結果を再確認することになりました。
放射性物質の拡散予測を巡っては、公表した先月24日に一部の原発で自治体名を訂正したほか、その後、6か所の原発で方角や距離のデータを訂正し、さらに6日、鹿児島県の川内原発と佐賀県にある玄海原発で風向きを正反対に入力する誤りが見つかりました。
規制委員会は8日、川内原発と玄海原発について訂正後の試算結果を公表する予定でしたが、試算をした独立行政法人の「原子力安全基盤機構」がさらに別の誤りを見つけたということです。
新たな誤りは「放射性物質が拡散しない」と評価した方角の地点の雨量などを間違って入力していたもので、試算結果には大きく影響しないとしています。
このため、規制委員会は「原子力安全基盤機構」に指示し、全国すべての原発についてほかにも問題はないか試算結果を再確認するとともに、川内原発と玄海原発について訂正後の試算結果の公表を来週以降に先送りしました。
これについて規制委員会は「たび重なる誤りで混乱を招き申し訳ありません。今回は徹底的に誤りを洗い出し改めて説明したい」と話しています。
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