ニュース詳細
殺害された女性 4月から警察に相談11月7日 14時12分
6日、神奈川県逗子市のアパートで、男が以前に交際していた女性の部屋で女性を殺害し自殺したとみられる事件で、女性はことし4月以降、男からの嫌がらせのメールについて警察に相談していたということで、警察は、対応に問題がなかったかどうか調べています。
6日午後、逗子市小坪のアパートで、男女2人が死亡しているのが見つかり、警察は、現場の状況などから、死亡していた東京・世田谷区の小堤英統容疑者(40)が、以前交際していた、この部屋に住む三好梨絵さん(33)を刃物で刺して殺害したあと自殺したとみて、殺人などの疑いで書類送検することにしています。
警察によりますと、男は女性と6年前に別れたあともメールを送りつけるなどの行為を繰り返し、去年には、脅迫の罪で執行猶予のついた有罪判決やストーカー規制法に基づく警告を受けたということです。
さらに、ことし3月下旬以降には、再び男から「別の男と結婚したのは契約不履行だ」などの内容のメールが送りつけられてきたため、女性は4月に地元の警察署に相談しましたが、警察は、メールが脅迫的な内容ではないため立件は難しいと女性に説明したということです。
ことし7月には、女性が「メールも来ていないので大丈夫です」などと話したため捜査を打ち切り、その後は警戒のため、警察官が月に平均で20回程度、アパートの様子を見回っていたということです。
警察は、男が女性への思いを一方的に募らせた疑いがあるとみて詳しいいきさつを捜査するとともに、警察の当時の対応に問題がなかったかどうか調べています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|