ＨＫＴ４８来年ＣＤデビュー決定　博多で約３００人のファンに報告

　ＡＫＢ４８の姉妹グループで福岡・博多を拠点とするアイドルグループ「ＨＫＴ４８」が来年、大手レコード会社「ユニバーサルミュージック」からＣＤデビューすることが決まった。８日、同市のＨＫＴ４８劇場で開かれたチームＨの公演でメンバーが報告した。

　昨年１１月２６日に初の劇場公演がスタートしてから約１年。２００回以上の劇場公演とレッスンを重ねながら成長してきた博多っ子たちに総合プロデューサーの秋元康氏（５４）からビッグなプレゼントが与えられた。

　アンコール終了後、出演メンバー１６人が横一列に並び、キャプテンの穴井千尋（１６）が紹介ＶＴＲとともにメジャーデビュー決定を発表すると、約３００人のファンが大歓声とともに「おめでとう〜」と祝福した。

　デビューに関しては「来年」ということしか決まっておらず、楽曲の詳細も未定だが、ＨＫＴは平均年齢１４・７歳と、ＡＫＢ４８グループでは断トツの若さが武器。そのフレッシュさは大いなる可能性を秘めている。穴井は「毎日公演をこなすだけじゃ意味ないし、もったいないし、みんなで同じ目標に向かって進まないとってメンバーで話し合ってました。この発表を聞いて言葉にできないくらいうれしいです」と声を震わせた。

　宮脇咲良（１４）も「やっとスタートラインに立てたと思うので、いいスタートダッシュができるように、いつかＡＫＢ４８さんを超えられるように頑張ります」と涙をぬぐいながら宣言。今月ＡＫＢ４８から移籍したばかりの多田愛佳（１７）は「次の目標はオリコン１位！！」と息巻いた。

　ユニバーサルミュージックには、福岡出身のアイドルの大先輩・松田聖子（５０）が所属している。最年長の指原莉乃（１９）は「レコード会社が近くなった分、学べる機会も多くなっていくと思う。昔のＣＤやＤＶＤをたくさん見て、昔のアイドルと今のアイドルの良さを掛け合わせて頑張りたい」と話した。

　制服が似合う新進気鋭のアイドルたちが福岡から全国、そして世界へ羽ばたく舞台が整った。