最終更新: 2012/11/09 16:35

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田中慶秋法相、体調不良を理由に辞任 事実上の更迭

外国人からの献金問題や暴力団関係者との交際問題を抱える田中慶秋法相が、23日、体調不良を理由に辞任した。事実上の更迭となる。
藤村官房長官は「体調不良でお辞めになるということに対しては、いかんともし難いのではないでしょうか」と述べた。
田中法相は23日朝、秘書官を通じ、野田首相宛てに辞表を提出し、受理された。
辞任の理由は体調不良としているが、外国人献金問題や暴力団関係者との交際問題を受け、事実上、更迭された形。
田中法相は、記者会見は行わずコメントを発表し、「職責を全うしたい意向ではありましたが、体調が許さず、法務行政、国会停滞等、国民生活へご迷惑をかけることは忍び難く、職を辞することを決断しました」と、辞任の理由を説明した。
そして、兼務する拉致問題担当相としては、「被害者家族の方々の期待に応えることができず、申し訳ございませんでした」としたうえで、今後も一議員として、解決に取り組んでいく意向を強調した。
野田首相は「任命した閣僚が職務を全うできなかったという意味においては、任命権者の責任があると思います。その責任については、内閣全体で職務にまい進することによって、責務を果たしていきたいと考えています」と述べた。
野田首相は、自らの任命責任を認めたうえで、早急に後任を選ぶ考えを示した。
小平国家公安委員長を一時的な臨時代理としたうえで、人選を急ぎ、24日にも新しい大臣を任命する方針。
一方、野党側は、野田首相の任命責任を厳しく追及する構え。
自民党の石破幹事長は「体調が不十分であるならば、なぜそのような方を任命したのか。総理の任命責任は、極めて重かつ大である」と述べた。
公明党の山口代表は「遅きに失した感がありますね。こういう人をなぜ選んだのか。そういう任命権者である総理の責任も問われることになるだろうと思います」と述べた。
内閣改造から23日目での閣僚辞任は、野田首相の政権運営に大きな打撃となるとみられる。

(10/23 20:24)


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