韓国大統領選:朴候補、日韓FTA締結に積極姿勢見せる
毎日新聞 2012年11月08日 20時05分(最終更新 11月08日 20時29分)
【ソウル西脇真一】韓国の与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補(60)は8日、ソウル外信記者クラブで講演し、竹島(韓国名・独島)や旧日本軍の従軍慰安婦問題では韓国の立場を堅持しながらも「日本は大事な友邦で、協力することがとても重要だ」と指摘。交渉が中断している日韓自由貿易協定(FTA)締結に向けても積極姿勢を見せた。朴氏は「日本や韓国は高齢化社会に入っており、新たな成長動力が必要な時期にある」と指摘。日韓FTAは「経済関係を一段階高める契機となる」と述べた。
一方、竹島の領有権については「韓国固有の領土で、協議対象ではない」と強調。さらに「緊密な協力は地域の発展や安全に寄与し非常に重要だ。日本の正しい歴史認識を基にして、両国関係が未来志向的に発展することを望む」と語った。