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先月ファイル共有ソフト「パーフェクトダーク」を利用してインターネット上にわいせつな動画を流したとして8日、高岡市の55才の男が逮捕されました。
わいせつ電磁的記録記録媒体陳列の疑いで逮捕されたのは、高岡市大坪町の飲食店、店員池田文二容疑者(55)です。
県警察本部によりますと、池田容疑者は先月14日ごろ自宅でパソコンのハードディスク内に記録されたわいせつ動画データおよそ1時間を、ファイル共有ソフト「パーフェクトダーク」に組み込み、インターネット上で不特定多数の人が見られるように陳列した疑いがもたれています。
ファイル共有ネットワーク上では、わいせつ動画や児童ポルノなど違法な情報が氾濫する一方で、「パーフェクトダーク」は、ウィニーやシェアーといったほかのファイル共有ソフトと比べて、個人を特定することが難しいとされています。
このため、警視庁の調整のもと、富山、愛知、京都、兵庫の計5都府県警が7日と8日、一斉集中取り締まりを行い、ネットワークセキュリティを手がける、東京のネットエージェントの協力を得て共同捜査しました。
池田容疑者は容疑を認めていて、動機について「ネット内で良い評価を得たかった」と話しているということです。
わいせつ動画は自分で撮影したものではないことから、警察は動画の入手先などを特定するほか、ほかにも複数回、わいせつ動画を流していたとみられることから池田容疑者を詳しく調べています。
共同捜査では、5都府県で8人逮捕され、いずれも容疑を認めているということです。
パーフェクトダークはウィニー、シェアーに続くファイル共有ソフトでネットエージェントによりますと、今年4月時点でおよそ6万人が利用しているということです。
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