本年1月に下のように書きましたが、その後、この薬に効果がないことがはっきりしました。腫瘍が再発し、拡大しました。深くお詫びをするとともに訂正させていただきます。(2012年8月20日 記述追加)
このベンズアルデヒドが、僕にだけ効かないのか、誰にとっても効かないのか、不明です。
☆をひとつに変更しようかなぁ、とも思いましたが、かつて僕の記事を読んだ方が探し損なうといけないのでそのままにしておきます。僕はだいぶ体力があるようで、今でも事情を知らない人に「じつは末期に近い癌なんだ」と打ち明けてもぜんぜんそんな風に見えない、と言われます。同世代の男性に比べてもよっぽど健康そうに見られます。先日はセブン・イレブンで青の29ボタンを押されました。今年50歳になるのに。さすがにこのままだと近々にあの世往きになるので、9月に抗がん剤治療を受けることにしました。
2011年の暮れ時点で、もう治療にはほとほとウンザリしていて、このベンズアルデヒドに賭けてみよう、ダメなら全てあきらめよう、と思っていました。結果としてベンズアルデヒドは効きませんでしたが、8ヶ月間、病院に行かずに気持ちよく思いっきり遊んで暮らしたので、また治療を受け入れる心の準備が整いました。スキンヘッドもいいじゃないの、と思えるようになりました。
癌を宣告されてからのこの4年間、「あの時もうちょっと人の言うことを聞いていれば…」と思う場面が何度かありますが、これが自分の性分なので仕方ないです。僕の記述を読んで、治療の選択を変えてしまわれた方がいたかもしれません。その結果、もしも最善ではない選択をなさったとしたら、心苦しく思います。生き恥をさらすようなのでこのレビュー自体を削除しようかとも思いましたが、残しておいた方が人の役に立つだろうと思い、そのままにしておきます。(2012年8月30日 記述追加)
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書かれている内容に嘘偽りはないと思われることと、その内容は医学全般に大きな衝撃を及ぼすものと思うので、本書の評価は☆五つです。
2011年12月20日に著者の医院を訪れ、処方された薬を一ヶ月服用して、今日、東京五反田の大手の病院で血液検査を行った結果、腫瘍マーカーのCEAが劇的に下がっていました。
この薬が効かなければ、1〜2年でこの世を去るものと観念していましたが、どうやら癌を完治させられそうです。
僕は、2008年9月に直腸癌と診断され、2009年4月に直腸の切除手術を行いました。その後、癌が肝臓に転移し、2009年12月の時点では、肝臓の癌の最大のものが直径8センチ、その他無数に腫瘍が散らばり、その時点で外科的な処置は不可能で、余命1年と診断されました。
2010年に入ってそれまで避け続けていた抗がん剤治療を行うとともに免疫細胞療法を併用し、結果として外科的処置ができるまでに腫瘍が縮小しました。2010年9月にラジオ波焼灼術で肝臓の癌を焼きましたが、2011年春に再発し、再び、ラジオ波焼灼術で処置。しかしながら2011年秋に再発、12月に三度目、ラジオ波で焼きました。医師たちの所見では、いずれにしても癌の完治は望めず、長くて2年程度しかもたない、と言われていました。2011年12月のラジオ波焼灼術でとりあえず目視できる腫瘍はすべて焼いてもらいましたが、腫瘍マーカーのCEAが15.6で、既存の医療処置では完治は望めない状況でした。抗がん剤は2010年8月で止め、それ以降、使っていません。免疫細胞療法は、2010年8月で止めた後、2011年8月から10月までやりましたが、癌が再発していたので単独使用では効果がないものと判断し、それ以降はやっていません。
上述の通り、12月20日から一ヶ月間、特効薬であるベンズアルデヒドを服用し、本日、検査で腫瘍マーカーが4.8まで下がっていました。腫瘍が存在しているかどうか、来月、CTで検査する予定ですが、本人の実感としては、これで完治できるであろう、と思っています。
本書について低い評価をしている方々の記述を読むと、臨床例が少ないとか、資料が足りないとか、ゆで卵の部分は蛇足だとか、出版社がたま出版で怪しいとか、そういったことをもとにして「だから効くはずがない」というような書き方をしていますが、臨床例や資料が不足していることは、この薬が効かないことの論拠にはならないはずです。この特効薬が効くかどうかは、実際に使ってみて、効果があるかどうかをみて、判断を下すしかないはずです。言論の自由なんで何を書こうがかまわないわけですが、低い評価を書いてらっしゃる方々は文章が上手なので、一見説得力があり、つい「効かないのかなぁ」と思い勝ちですが、そんなことはないです。著者の医院はだんだんと予約が取りづらくなっていて、僕がこの書評を書くとさらに同院を訪れる人が増えそうですが、どうやら命拾いできそうであることへの感謝の気持ちとして、これを書くことにしました。
なお、京都まで行くのが大変な人の場合、東京の某クリニックで、岡崎医師の指導を受けながら同じ療法を実施している医師がいますので、そちらを訪ねてはどうかと思います。
いま、アマゾンでは生アーモンドが売れてるようですが、毎日30粒も40粒もアーモンドを食べるくらいなら、米国の健康グッズサイトなどでBenfotiamineを買って飲んだ方がいいと思います。Benfotiamineはビオタミン、あるいはビオトーワと同じものです。米国ではサプリメント扱いなので誰でも買えます。値段も120錠入りで1,000円ちょっとなので安いです。ただ、やはり岡崎医師か、渋谷の某クリニックの医師に診てもらって処方してもらった方がいいと思います。ちなみに著者の医院で80日分の特効薬を処方してもらって、診察料と併せて1,760円でした。これでは金儲けができないどころか、患者が押し寄せたら貧乏暇なしになるんじゃないかと思います。