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隠蔽工作?防臭剤混ぜコンクリ詰め 遺体冷やし腐敗対策

 兵庫県尼崎市の連続変死事件で、死体遺棄容疑で角田美代子容疑者(64)とともに逮捕された義理のいとこ李正則容疑者(38)らが、橋本次郎さん=当時(53)=の遺体をドラム缶に入れ、コンクリートを流し込む際、防臭剤を混ぜたと供述していることが8日、捜査関係者への取材で分かった。

 李容疑者のほか、美代子容疑者の内縁の夫鄭頼太郎容疑者(62)や、角田瑠衣容疑者(27)の姉の夫仲島康司容疑者(42)がコンクリート詰めにしたことを認めていることも判明。

 李容疑者らは昨年7月下旬に暴行を受け衰弱死した橋本さんの遺体をマンションから布団袋に入れて貸倉庫に運び、放置した。腐敗しないように近くのコンビニで購入した大量の氷で冷やしていたことも認めている。

 臭いが外に漏れないようにしたが、夏場で臭いが強くなり、李容疑者がコンクリ詰めにすることを美代子容疑者に提案。ドラム缶は大阪府内の量販店から盗んだという。 尼崎東署捜査本部は、発覚しないための隠蔽工作とみて詳しい経緯を調べている。捜査本部は8日、死体遺棄容疑で美代子容疑者ら計5人を送検した。

 また、橋本さんへの暴行は「美代子容疑者が最初に素手で殴り始めた」と、逮捕された複数の容疑者が供述していることも捜査関係者への取材で分かった。

 美代子容疑者の暴行が引き金となり、次々と暴行に加わったとみられ、捜査本部は殺人容疑も視野に、暴行の状況や関与した人物の特定を進めている。

 捜査関係者によると、暴行の原因は「親族間のトラブル」とされ、李容疑者は捜査本部の調べに暴行への関与を認めているという。橋本さんの遺体は、別の3遺体が見つかった尼崎市の住宅に隠された後、岡山県備前市の海に運ばれた。

[ 2012年11月8日 22:52 ]

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