そこで、亜惟ちゃんが、一人で居る控え室に、
入っていって、”ちょっと、一緒にいようよ”と、
横に座りました。
(ちなみに、いい訳ですが、隣の部屋には、練習のお客様が居た状態で、
決して、完全な密室ではありません、でも、その部屋では、二人きりでした)
そこで、亜惟ちゃんは、少し動揺した感じで、
なんですか?と聞きました。
”ちょっとこっちにきいや”と
肩を抱きました。
亜惟ちゃんは、”そういうのは、ちょっとと。”
拒否したのですが
(すいません、男の人には、分かってもらえると思うのですが、
こういうとき最初から、welcomeな感じにならないので、)
つい、
無視して、半ば強引に、頭をなでました。
でも、亜惟ちゃんの体が、こわばってるのを感じまして、
そこで、ヤバいなと思い。止めました。
そこで、慰めることも出来ず、
何を話したかも覚えてませんが、
何かごまかしながら、その部屋を出て行きました。
ちょっとまずいことしてしまったな、と作業しながら、
思っていた所、お母様からの電話を亜惟ちゃんから渡されて、
事の重大さを実感しました。
そこからずっと謝り続けていました。
次の日、大きな取材があったので、
すぐには、帰らず、
取材は予定通り5日行いました。
そこでは、僕は、マネージャーとして
参加させてもらいました。
その後、食事を一緒にとりまして、
せっかく大きな取材があったんだから、
それに合わせて、ライブを決めようと、
提案したのですが、
実家に帰ってから、返事させてくれと言われまして、
うちを辞めるつもりだなと、
さらに、謝り続けて、、
でも、予定より早く帰りたいというので、
僕の車で、東京から富山まで、送ることになりました。
当然二人きりになるので、
正直意外でしたが、
そうなりました。
なので、まだ、何とかなるのかと思ったのと、
色んな思いを抱えながら、
運転中ずっと、話をさせてもらいました。
そこで、プライベートの話も含めて、
色々アドバイスをしたのですが、
それが、ちょっと傲慢だったような気がしています。
今から、思えば、ハグのときも、
亜惟ちゃんは、嫌だったみたいです。
で、車中、あの時は、怖かったと聞き、本当にごめんと
何度も繰り返させてもらいました。