HOME > ナビNEWS! > 平成24年8月号

平成24年8月号

image011.jpg連日ロンドンオリンピックのニュースが新聞紙面を賑わしていますが、わが家の最近のビッグニュースをひとつ。
今月3 日、長女が二十歳の誕生日を迎えました。大事に大事に育てた娘も、ようやく大人の仲間入りです。
早いもんですね~。今は二人でおしゃれなショットバーに行くのが母のひそかな夢です。。。

~今月号のおしながき~
                 ● 街コン
                 ● 今月のひとりごと
                 ● 五輪選手は保険に入れる?
                 ● 航海の達人になるために

街コン ~ 街を盛り上げる合コン ~

image004.png最近、街ぐるみで合コンを開催する「街コン」が各地で開催されているようです。
街コンとは参加者が参加している飲食店を食べ歩き・飲み歩きをして周るという
大型パーティ形式の合コンです。2011 年の後半ごろから日本各地で急増し、
開催していないのは島根山梨を残すのみという状況の中、先日、松江市で開催された「街コン」、その名も 伊勢宮、来ん? では平日にも関わらず、300 人以上の人手で賑わったそうです。松江市の場合はチケット(飲食代込み)を購入し、チケットの枚数分のお店にいけるという形式です。普段行った事のないお店にも行くことができるし、各お店が用意する街コンメニューも楽しみの1つです。
この街コンの目的はというと・・・景気低迷で売上減少、衰退している飲食店や商店街を盛り上げること!
費の拡大!出会いの場の創出で晩婚化、少子化を食い止める!つまりは街を盛り上げるための合コンなのです。
では出会いの場としてはどうでしょうか?婚活ブームに乗っかり街を活性化させようというのが大きな目的のた
め、参加者の範囲を限定せず、かなり幅広く参加者を募っています。その為、婚活としては非効率的という感想をもつ
参加者が多いようです。出会いの形が昔とは変わりつつあり、出会いも広範囲に広がりました。効率を求める社
会ですが、出会いの効率化はなかなか難しいようです。人との出会いは大切にしていきたいものですね。

*今月のひとりごと*

image003.jpg“日本男子柔道界史上初の金メダル無し”夜遅くまでTVの前にかじり付いて応援された皆さんも、選手同様にガックリされた方も多かったのではないでしょうか?日本の柔道は本当に弱くなったのか?高校生の時に3年間程柔道の世界に足を突っ込んだモノとして『横文字 JUDO』の進化には痛感させられました。ご存じのとおり、正々堂々と正面から向き合い “サアー来い!”と、戦国時代の武将のように名乗りを上げてお互いが一本を取りに行く為に戦う、講道館の精神を尊重するのが柔道で山下泰裕さんや古賀稔彦さんはその代名詞、柔道界の象徴である。大小のポイントを一定時間内に奪い合い最終的に勝ち取った点数が多ければ勝ちという、スコア式ルールによるレスリング的な要素を多分に含んだ競技がJUDOのような気がします。しかし、柔道はグローバルな競技JUDOに進化した。日本のガラパゴス化した解説者は言う、「日本の選考会で一番になることは世界の頂点に立つこと」。更にオリンピックの舞台では「柔道着のよい場所さえ持てれば投げられる力があるから十分チャンスがある」と力説する。国際ルールで勝ち残る外国人選手は日本人の強さを知っているから正面から組むことは決してしない。柔道着のよい場所を易々と持てるような事をさせる筈もない。ポイント加算式という生き残る戦術を身につけた外国人、グローバルな時代にいち早く対応して進化したのは残念ながら日本人では無かったということだ。柔道=武道、JUDO=スポーツが共存し、融合するとは思えないが、国際ルールを標準としたグローバルな時代に突入した事は事実である。ならば世界標準を受け入れ、再び日本人が頂点に立つ事で “心技一体” 柔らという心をJUDOと言う横文字に転嫁する責任と使命感が柔道界にはあるのではないでしょうか? その心を世界に広げる第一歩はグローバルな世界の頂点に立つこと。その頂点に立つ者は一本を極めた者に違いない。

五輪選手は保険に入れる? ~五輪選手から学ぶこと~

7 月下旬から始まったロンドン五輪!夏の暑さを吹き飛ばす熱戦の連続で世界中の人を沸かせてくれます。見ている側
は楽しいですが競技によってはいつも怪我と隣り合わせのリスクを選手は負っています。そこでもしもの時に役立つ手
段の一つに保険があります。しかし、「一般の方と比べ怪我が多いスポーツ選手は保険に入れるのか」と気になり調べ
てみると、サッカー・卓球・バレーボール・マラソン・フェンシング・アーチェリー選手等は問題なく保険には加入できるよう
です。しかし、柔道選手の場合は死亡時の保険金額が1,000 万円までと制限をされ、ボクシングやレスリング選手に至っ
image002.pngては加入さえできません。怪我がつきもののスポーツの場合、一般の方と比べて死亡する確率が高くなり、公平性が保てないため保険ではカバーするのは難しいようです。


五輪と言えば、メダル獲得で高額な賞金を手にすることができる夢の一攫千金が狙える国が多くあります。最高はシンガポールの金メダルで約8,450 万円。反対に開催国のイギリスでは「オリンピックの精神に反する」という理由で賞金がないようです。8 月3 日までの時点で、シンガポールのメダル数が1 個に対してイギリスのメダル獲得数15 個で、全体の第5 位と好成績を残しています。この結果を見ても、お金はやる気を起こすために必要なものに違いないが、しかし選手にとって、それ以上に周りの環境やサポートに感謝する気持ちが良い結果を生み出すのではないかと感じました。日本には古くから言葉ひとつひとつに不思議な力が宿る「言霊(ことだま)」という言葉がありますが、感謝する言葉は不思議な力を私達に授けてくれるのではないでしょうか。いつも当たり前になり、“ありがとう!”と感謝の気持ちを両親に言うのをつい忘れがちなので、普段から言えるように習慣付けしてみようと思います。皆さんも周りの人に対して忘れがちな感謝の気持ちを言葉に出すことで、より固い信頼関係を築くことができるかもしれませんね!

航海の達人になるために ~ 海賊王に俺はなる! ~

image006.jpgるお客様との面談で「先日、投資用マンション購入のため銀行に融資の申込をしたところ、勤務先の
規模(従業員数)を理由に断られた」というお話しを聞きました。その方は勤続年数も年収も融資には問題無いと思われる人ですが、投資用マンションの融資は一般的な住宅ローンとは若干審査基準が異なるのでしょうね。ライフプランを考える上で安定的な収入は大切な要素で、勤務先の安定性という視点で見れば、従業員数は大切な指標なのかもしれません。いくら大きな売上を上げ継続的に利益が出ていても、それらが限られた人数に依るとなると長期的な安定に対するリスクが大きくなるのも仕方のない事ですが、そこで働く従業員にとっては自分自身ではなくそれを納める「入れ物」の大きさで量られる結果となってしまうのも事実です。仕事を航海に例えるとしたら、勤務先は乗り込む船の大きさを表すといえるでしょうか。乗り込む船の大きさと言えば、先日ある企業の総務責任者の方から労災訴訟についてのご相談があり、以前私共にご相談のあった事例などを用いて企業のリスクについてお話しをしました。その事例とは、仕事中のケガがもとで後遺障害が残った従業員が、それに対する補償として国の労災保険だけでなく会社で加入していた保険からの給付金も合わせて、かなりまとまった金額を受取って間もなく退職したが、その後2 年以上も経ってから遺失利益や慰謝料など1,000 万円近く請求をしてきたというものです。弁護士を介し数年がかりで解決しましたimage014.jpgが、こういうケースの場合、多くは当事者本人の意志だけでなく、会社を訴えるよう助言をする人が周りに居るとも聞きます。日本においても訴訟はもはや他人事ではなくなりつつあります。多くの従業員が乗り込む大きな「船」であればあるほど、抱えるリスクも大きくなりますよね。


さて。 今あなたが乗っている船は大きいですか?それとも嵐に飲み込まれそうな小船でしょうか。
もしも私達ひとりひとりが、航海に出ていくのは会社という船ではなく自らの意志を持った自分自身であると考えることができれば、他人に左右されない自分らしい航海ができるのではないでしょうか。私はぜひそうありたいと思います。

btn01_d.jpg

このページのトップへ