8月7日に公開しました「今中哲二さんを囲んで共に考える」まとめにつきまして、次の点を修正しました。
pdfファイルはこちらから→http://archives.shiminkagaku.org/archives/imanaka-20120616-matome-20120806-2.pdf
※ファイルサイズが大きいのでご注意ください。(4.7MB)
- p.12
- p.16
- p.25
【修正前】
0から2シーベルトでRelative Riskが1から超えたところが過剰。つまり線量に比例して過剰分も比例している。0から5までを拡大したものがここ(図は略)だが、むしろ上にあがっている。
100mSv以下は影響ないという人はかなりいる。原子力関係者でもよく知らない人はそういう。原子力関係者でよく知っている人は「100mSv以下では影響は観察されていない」という言い方をする。原子力ムラにもいろんな人がいる。原子力ムラの疫学屋さんの話をきいて、工学屋さんは「よし100ミリ以下は影響ないのだ」と言って、あちこちでしゃべる。あ、分かってないんだなと思う。
もちろん政治家などはシンプルなものを好むから、シンプルな言い方をする。彼らの最大の根拠になっているのは、この100mSvから0.1シーベルトの4つの点だけを見た時に、ここでDose-Responseがどうなっているかということは、はっきり言って分からない。
【修正後】
0から2シーベルト(左上の小さな図)でRelative Riskが1から超えたところが過剰。つまり線量に比例して過剰分も比例している。0から0.5シーベルトまでを拡大したものがこの大きな図だが、被曝量が低いところではむしろ上にあがっている。
100mSv以下は影響ないという人はかなりいる。原子力関係者でもよく知らない人はそういう。原子力関係者でよく知っている人は「100mSv以下では影響は観察されていない」という言い方をする。原子力ムラにもいろんな人がいる。原子力ムラの疫学屋さんの話をきいて、工学屋さんは「よし100ミリ以下は影響ないのだ」と言って、あちこちでしゃべる。あ、分かってないんだなと思う。
もちろん政治家などはシンプルなものを好むから、シンプルな言い方をする。彼らの最大の根拠になっているのは、この0から0.1シーベルトの5つの点だけを見た時に、ここでDose-Responseがどうなっているかということは、はっきり言って分からない。
【修正前】
電着
【修正後】
電着(編注:電着=電気分解によって析出した物質が電極の表面に付着すること。三省堂大辞林より)
【修正前】
RBをかけて普通だったら20倍という感じ。
【修正後】
ビーグル犬の発ガン実験では、Sr90に比べ、同じ被曝量(吸収線量:グレイ)ではRa226の方が発ガン効果が大きい。同じ効果を発生させるときの被曝量の比であるRBE(生物学的効果比)で言えば、Ra226のRBEは20くらいか。