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放射能モニタリングポスト やっぱりデータは“改ざん”されているのか

【政治・経済】

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2012年10月24日 掲載

グリーンピース調査では7割以上で高い数値

 やっぱり数値はデタラメだった!? 国際環境NGOのグリーンピースが福島市で実施した放射線の調査結果には衝撃だ。ナント、国が市内に設置しているモニタリングポストの7割以上の地点で、グリーンピースの調査の方が高い数値だったというのだ。
 23日、衆院議員会館内で会見したグリーンピースによると、調査は今月16~19日に、福島市と飯舘村で行われた。福島市内では福島駅周辺など315カ所で計測。モニタリングポストは40カ所あり、このうち30カ所の周辺で、グリーンピースの調査の方が高い値だった。中にはモニタリングポストの数値より、4.5倍も高い場所があったという。
「国が設置したモニタリングポストの数値について『意図的に低く改ざんされているのではないか』との疑惑は以前からありました。ポストの設置事業に関わった業者や、市民団体などが指摘していたもので、これが今回のグリーンピースの調査でも裏付けられた格好です」(科学ジャーナリスト)
 会見したグリーンピース・インターナショナル放射線防護アドバイザーのリアナ・トゥール氏は「モニタリングポストは金属やコンクリートの構造物の台の上にあり、これが放射線を遮蔽しているのではないか。または設置場所の表土を入れ替えるなど、すでに除染措置が取られている(可能性がある)」と指摘。さらに「モニタリングポストの数値は信頼できず、住民に誤った安心感を与える」と警告していた。本当にフザケた話だ。
「被災地復興」を叫びながら、予算を流用したり、放射線数値を低く見せて住民を被曝させたり。この国は政治家も役人も全く信用できない。福島県民はもっと怒っていい。
~2012年10月24日以前の記事~

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