トップ |行政・社会 |事件・事故 |経済・農業 |まちの話題 | ||
有明海のノリ赤腐れ病が拡大 半数が生産不能の恐れ | ||
佐賀県沖の有明海で、養殖ノリの赤腐れ病がさらに拡大していることが21日、県有明水産振興センターの調査で分かった。31すべての調査地点で感染が確認され、ほとんどでノリが網から流出する直前まで悪化。センターは「網の半数が生産不能になる可能性もある」としている。
赤腐れ病は水温が高く、塩分濃度が低い状況で発生し、ノリの品質低下を招く。5日に筑後川下流など東部海域で確認され、その後、中、西部から南部まで拡大。網を海面より高くする「干出(かんしゅつ)」で乾燥させると菌は死滅するが、18~19日に雨と高温、干満の差が小さい小潮が重なり、被害が急速に広がった。
県有明水産振興センターは「できるだけ早く摘み取り、干出を十分にしてほしい」と呼び掛けている。 |
||
2011年11月22日更新 |