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面接官はコレを知りたい よく聞かれる33の質問

人間性・志向・仕事観について聞かれる質問
自己紹介をお願いします

面接の導入部分でしばしば投げかけられる質問ですが、突然「自己紹介を」と求められてもうまく話をまとめられない方が多いのは事実です。「あれも言いたい、これも伝えたい…」と「欲張りな自己紹介」になってしまい、長いばかりで結局イマイチまとまりのない話になってしまった…というのはよくあるケース。
アピールに必死なあまり「話が長い」「自意識過剰」なんて悪印象を与えてしまっては元も子もありません。ひとまずは2〜3分程度を目安に、あなたの人間性や経験・スキルなどポイントをまとめ、「何を」「どのくらい」といった具体的な数字やエピソードで表現できるよう心がけましょう。
自己紹介や経歴紹介など簡単なもの、もう少々アピールを含めた「自己PR」などバリエーションを持つ意味ではQ2 ご自身の強み・長所を教えてください」「Q9 今までの職歴・経歴を教えてください」も関連づけて考えておくとよいでしょう。

POINT あなたが物事に対して「どう考え」「どう行動する」人間か?というポイントで考えてみるとまとめやすいでしょう。
POINT 改めて求人情報・企業サイトを読み込み「求める人物像」を把握し、これを踏まえてアピールできればなおベター。
ご自身の強み・長所を教えてください

端的に自分の長所をまとめ、具体的なエピソードをまじえつつ伝える…というのは他の質問と共通の大前提ですが、この質問に対する答えは「その後の話の軸」にもなる重要なポイントです。
いろいろな質問に対する回答は、やはりこの「強み」や「長所」を踏まえたものであるべき。過去の成功体験や実績はあなたの強みの表れであり、転職後の活躍や将来的なキャリアプランとは、これを伸ばしていくこととも言えます(もちろん弱みの改善ともワンセットです)。ビジネスパーソンとしてのあなたの軸をなし、「これを武器にキャリアを積んでいきます!」と胸を張って言える要素を探してみましょう。

POINT これまで仕事上で成し遂げた成功や実績を振り返り、それを生み出した「最大の要因」を考えてみましょう。
POINT 組織の中であなたはどのように動くことが多いでしょうか?またどんな存在でしょうか?周囲の人に聞いてみるのも手です。
ご自身の弱み・短所を教えてください

強みとセットで聞かれることが多い質問ですが、やはり答え方の難しい質問です。自分の弱みをきっちり把握・認識していることは重要ですが、答え方によっては無用にネガティブな印象を与えてしまいかねません。
方法としてよく「短所は長所の裏返し」などと言われることもありますが、必ずしもそうであるとは限りません。「柔軟性があります」を裏返して「一貫性がない」…というのは、考え方としては簡単ですが、ヘタをすればせっかくアピールした長所が「結局どっちなの?」と打ち消されてしまうことも。見方によっては「短所の改善」が「長所の抑制」にもなってしまうのです。
考えかたを変え、「本来こうありたい・理想の自分」を考えたときの、「今の自分に足りないポイント」を弱みや短所として考えてみるというのも手です。もちろん「今後どうやってそれを改善していくのか?」もセットで考えておく必要はあります。

POINT 短所のない人間などいません。弱みも含めて自分を正しく理解することから始めましょう。
POINT どうやったら「理想の自分」に近づけるでしょうか?その不足点にヒントが隠されていることが多いものです。
仕事をする上で大切だと思うこと・こだわりたいことは何ですか?

大枠では仕事観を問う質問ですが、「Q2 ご自身の強み・長所を教えてください」を踏まえた回答ができればなおベターでしょう。入社後あなたがどのように活躍してくれるのか?というイメージを面接官が具体的に描けるよう、それが現れている実際のエピソードをまじえて述べられるよう心がけましょう。
ただし内容によっては「こだわりが強い=融通が利かない・柔軟性がない」ととらえられてしまうケースもあります。仕事に強いこだわりを持つこと自体は良いのですが、「絶対にゆずれない」など過度な強調をしすぎないよう気をつけましょう。
いきなりひとつに絞り込んで考えるのもなかなか難しいもの。まずは普段の仕事でどのような気配りをしているか?あるいはあなたなりの「仕事円滑術」はないか?など小さな“材料”を書きだしてみて、その中で共通する要素をピックアップしてみるとよいでしょう。

POINT もちろん「それにこだわると、何がどう良くなるのか?」も必要。単なる独りよがりでは意味がありません。
POINT 具体例がなければ単なる理想論です。実例とその結果を探してみましょう。
どんな瞬間・どんな場面で仕事へのやりがいや喜びを感じますか?

主に仕事・働くことに対するあなたのモチベーションや志向性を見る質問といえるでしょう。基本的には純粋に過去の実体験をたどって考えればよいのですが、注意しなくてはならないのは、「その志向が希望する仕事に合致するか?満たされるか?」という点です。
極端な話、「チームで目標を到達することに大きなやりがいを感じる」という返答が「実力主義に基づいて一人ひとりが独立採算」といった仕事に対してズレたものなのは一目瞭然。程度の差こそあっても、知らぬ間にそんな返答をしてしまうことも少なくありません。事前に「どのような仕事か」をよく理解しておき、それに即して答える必要はあるでしょう。

POINT その他の質問と同様、これもまた具体的な過去の実例を挙げられるのが理想的。
POINT それを再現するために行っている工夫・努力は何か?なども交えられればベターです。
最近仕事以外で気になることや関心のあるニュースはありますか?

まずは情報の収集力や感度といったセンスや興味の幅を見られる質問です。内容については社会情勢や経済などニュース関連、時事、あるいはプライベートに関係したことでも基本的には良いのですが、単なる事実の列挙と感想、ではあまり伝わりません。どんなところに興味を持っているのか?それはなぜなのか?それをどう解釈し、どう考えるか?といった形で深堀りして考えてみてください。
また、その話題を全く知らない相手に対してでも理解しやすく説明ができるか?という点も大切です。当然ながら、あなたの気になる話題を面接官も知っているとは限りません。そのような相手にでも分かりやすく伝えるには、やはり基本的なポイントを簡潔にまとめておく必要があるといえるでしょう。

POINT “付け焼刃”のネタでは突っ込まれてアタフタ…。やはり日ごろから情報感度を高めておくのが大前提!
POINT あなたの話は、「それをまったく知らない人」にでも理解できるような内容でしょうか?客観的に確認してみましょう。
まわりの方はあなたのことをどんな人だと言いますか?

自分自身を客観的に把握・認識できているか?といった観点での質問であり、「Q2ご自身の強み・長所を教えてください」「Q3 ご自身の弱み・短所を教えてください」の客観評価版ともいえるでしょう。
基本的には「会社の中で自分がどんな存在か」を周囲からの評価や意見をもとに述べればよいのですが、具体的に聞いたことがない、思い当たるものがないという場合には、集団や組織の中でどのような立場を任されるか、またはどのような働きをすることが多いかをふまえ、「ゆえにこう思われているのでは」といった形を土台としてもよいでしょう。
また同時に、周囲からの評判や期待に対してあなたはどう応えているのか、あるいはどう努力しているのか?なども伝えておきたいポイント。ただし求められるままに動いているような、受動的印象を与えてしまわぬよう注意は必要です。

POINT 無理に良い評価を得ているかのように演じる必要はありません。その場しのぎには必ず矛盾が生じてしまうものです。
POINT 重要なのは周囲からの評価の良し悪し自体でなく、周囲の声をどうとらえ、どう判断しているのか?というポイントです。
あなたにとって仕事とは何ですか?

あなたの仕事観を問う質問です。言い換えればあなたなりの「仕事をする・働くことの意味」であるともいえるでしょう。
ここでも見られるのは積極的・前向きな姿勢。たとえば「お金のため・生活のため」というのも現実的な考えとしてはありえるものですが、見方を変えれば「仕方なく働いている」とネガティブに見られてしまうかもしれません。たとえ最終的な目的がお金であっても、それを得るためのプロセスに動機が必ずあるはずです。仕事を通じて成し遂げたいことは何か?仕事とどう向き合いたいかを軸としてまとめてみましょう。
要素として「Q4 仕事で大切だと思うこと・こだわりは?」「Q5仕事のやりがい・喜びは何ですか?」なども参考にしてみてください。内容についてはもちろんその企業の考えにフィットしていることが前提ではありますが、基本的にはあなたなりの考えや思いを伝えるべきでしょう。

POINT あなたの仕事観がその企業の考えにフィットしているかは逆に確認しておきたいポイント。 ここで大きなズレがあるようでは転職先の選択肢として疑問も。のちの不満につながりかねません。
POINT ただし少なくとも「面接の場でズレが判明した」ということのないよう、可能な限りの事前チェックを。
職歴・経験について聞かれる質問
今までの職歴・経歴についてを教えてください

あなたがどんな経験を積んできたのか?キャリアの概略を伝えましょう。簡潔性は心がけなければなりませんが、簡素すぎても良くありません。ポイントを押さえて説明することが大切です。「Q1 自己紹介をお願いします」に要素として共通な部分もありますが、ここでは「業務」にフォーカスし、それぞれ以下のような要素に分解して考えてみるとやりやすいでしょう。

・どのような内容/規模か? ・どのような流れか?
・どのような立場/役割か? ・どのような経験を積んだか?
・どのような成果を残したか?  

いろいろとアピールしたいポイントもあると思いますが、まずはこれまでの経験を時系列にまとめ、キーワードとなる具体例や数字を織り交ぜつつ、端的に述べましょう。面接官が「もっと聞いてみたい」と感じるポイントを提供できればベストです。

POINT 無理にあれもこれも盛り込むと、脇道ばかりでまとまらない。まずは端的に「あらすじ」をまとめましょう。
POINT 詳細なアピールはその後の「キャッチボール」の中で。そのための“目次”をまずは提供しましょう。
今までの仕事でもっとも誇れる実績や成功体験は何ですか?

もっとも端的にあなたの実力をアピールできる質問です。売り上げや表彰・受賞、あるいは関与したプロジェクトや企画・商品の成功事例など、いずれの場合でも「何を・どれだけ」成し遂げたのかを具体例&数字を用いてまとめましょう。
しかし重要なのは実績そのものよりやはり工夫やプロセスです。置かれた状況に対してどう考え、どう動いた結果の実績なのか?これがなければただの「自慢話」に過ぎません。面接官が知りたいのは「過去実績」もさることながら、あなたが成功を再現させるための方法論を持っているか?といった点なのです。
ゆえに、たとえば「業務改善」のような数値化することが難しいような実績であっても、あなたが発揮した強みや工夫、果たした役割などを軸に述べられれば問題ありません。

POINT 置かれた「状況」に対してどのような「目的」を定め、どんな「考え」に基づく「行動」をとり、「成果」を残せたのか?要素を分解して考えてみるとよいでしょう。
POINT その成果は社内・業界内で見てどうなのか?「相対性」「客観性」を持たせると説得力が増します。
今までの仕事でもっとも大きな失敗やミスは何ですか?

内容は逆でありながら、これも「Q10 仕事での誇れる実績や成功体験は?」と聞かれていることの柱や考え方の基本は同じです。
これも重要なのは「どんな失敗か」ではなく、それが起こったあとの「改善のプロセス」です。発生したミスや失敗に対し、どのように「原因分析」したのか、あなたはどのような「判断」や「考え」を行ったのか。そしてどのような「行動」をとり、結果としてどのように「改善」されたのか。これらからあなたが学んだことは何か――これも要素に分解して考えてみるとまとめやすいでしょう。

POINT その経験が実際その後にどう活きたのか?類似したミスや失敗の抑止・再発防止に成功したような事例があればなおベター。
転職理由について聞かれる質問
転職理由は何でしょうか?

「退職理由」として聞かれるケースもありますが、いずれも言い換えれば「現状抱えている不満や不安などの“課題”を、転職によってどう解決したいか」であるといえます。
よく言われることですが、職場のグチや不平不満を述べるだけではNG。「どうせまたちょっとした不満で辞めてしまうのではないか?」と判断されてしまったり、「うちでも同じようなことはありえる話ですよ」といった突っ込みを受けてしまうことも少なくありません。「自分はこうしたい、しかし現在の職場では実現できない、ゆえに転職という選択肢をとった」といった明確な目的意識を伝えるべきです。また、当然ながら「なぜそれが御社でなら実現できるのか」の説明もつく内容であるべきでしょう。
表現の面でも工夫は必要です。たとえ転職理由がネガティブなものであっても、「○○できないため」「○○が不満なため」と安直に述べるのではなく、「○○したい」「○○されたい」という視点から「前向きな言い換え」ができるよう心がけましょう。またそもそもの転職理由としては、例えば「人間関係」など、どこでも起こりうるものなどは避けておいたほうがよいでしょう。

POINT 「それは現在の職場では改善できないのですか?」はよくある突っ込みパターン。今の職場にいつづけた場合どうなるのか?という側面からも考えてみましょう。
POINT 考え方の基本は「過去より未来」。不平不満は過去を振り返るだけのものです。あなたはこの先どうしたいのか、そのためにはどのような環境が必要なのかを考えてみましょう。
前職へ入社する際の志望動機は何でしたか?

新卒であれ中途であれ、転職によって去ろうとしている(去った)職場にも、何らかの目的や希望、つまり志望動機をもって入社したはず。ここで聞きたいのは志望動機そのものというより、キャリアプランや転職理由に整合性があるか?といった点です。
これが欠けていると前職を途中で投げ出したように判断されてしまう可能性もあり、場合によっては今回の志望動機の説得力が揺らいでしまうおそれさえあります。基本的には目的を達し、次のステップとしての転職であると筋道立てて説明できるのが理想ですが、何らか途中で「方向修正」の必要が生じたのであれば、その理由や必要性、今後考えている方向性を説明しましょう。

POINT 長期的なキャリアプランの中で見た場合、前職〜今回の転職はどういった位置づけでしょうか。
POINT ただし同様な観点から「今回の転職も単なる1つのステップ」と見られてしまわないかは要注意。
志望動機について聞かれる質問
当社と同じような企業は多くありますが、その中でなぜ当社なのでしょうか?

当然ながらあなたの志望業界・業種にはその企業だけでなく、いわゆる「競合他社」が多数存在しているものです。「なぜその企業なのか」が説明できずに「同じことは○○社さんでもできるのでは?」と突っ込まれてしまうケースは多々あります。明確な志望動機もなく「どこでも良い」「単なるあこがれ」による応募、と判断されてしまってはその後の挽回は非常に難しくなってしまうもの。「御社でなければならない」が伝わらなくては前述のような突っ込みは必ず入るものと考えましょう。
その企業は業界内において、競合と比較してどういったポジションにいるか?独自性・強みは何なのか?といった客観的要素を踏まえ、あなたが求める環境といかに近いのか?やりたいことがなぜできるのか?など、自分の考えに合致した理由をまとめておきましょう。

POINT 「その企業」だけでなく「その業界」といった広い視野も大切。「木を見て森を見ず」にならぬように!
POINT ただし妙にお世辞的であったり、逆に同業他社の悪口・非難ばかりになってしまわぬよう注意。「他社の面接でウチのこともこう言っているのでは?」と想像されてしまっては大きなマイナスです。
この職を志望した理由は何ですか?

「Q14 数ある企業の中でなぜ当社なのですか?」から一歩踏み込んで、その職種に対する意向を通じて業務理解度や入社後のイメージを描けているかなどを確認される場合もあります。ここでも転職理由やキャリアプランなど、他の回答との整合性・連続性に注意する必要があります。
また、特に未経験職種への転職においては「単なるイメージやあこがれでの志望ではないか?」も見られるポイントです。その職を通じてやりたいこと、挑戦したいことをしっかりと語れる必要があるでしょう。ただし、時として「他の仕事は一切できません」と捉えられてしまうような「こだわりすぎ」がNGとなってしまうケースもあるので注意が必要です。

POINT 「その職だからこそできること」は何でしょうか?また、「その職でなければできないこと」でしょうか?あわせて考えておくと良いでしょう。
あなたが転職先を選ぶ基準は何でしょうか?

どのような職場が自分にとっての良い転職先なのか、これは質問されるされないに関わらずしっかりと考えておきたい要件です。単なる理想論ではないか?自分なりの基準を持っているか?具体的な優先順があるか?といったポイントが問われますが、基本的には素直にあなたにとっての「良い職場」を端的に答えられればよいでしょう。
ただしその結果として「その企業」が選択肢にあがることに妥当性がなくてはなりません。あまりにズレていると「ウチではないのでは?」といった突っ込みを受けることにもなります(「Q14 数ある企業の中でなぜ当社なのですか?」なども参照してください)。

POINT 漠然とした理想論だけではダメ。仕事内容、給与、キャリア、社風、福利厚生…など具体的な条件・要素でも考えてみましょう。
POINT ゆずれない"MUST"と「あるとベター」な"WANT"に分けてみるなど、それぞれに優先順をつけてみるとまとめやすいでしょう。
他に受けている業界・企業はありますか?

どういったところを受けているか挙げることには特に問題はありません。ここで問われるのはその志望先に一貫性があるか?というポイントです。この質問に答えているうちに「Q12 転職理由は何でしょうか?」「Q14数ある企業の中でなぜ当社なのですか?」など、その他質問に対する答えとズレが生じてしまうことも少なくありません。
極端な話、「この職で専門性を高めていきたい!」と答えておきながら他の職種も手広くも受けている…というのでは志望動機自体がまったくのウソだった、というに等しい解釈をされてしまいます。また、そもそも複数の転職先に共通性や一貫性がないようでは「適当に応募している」とみなされてしまう場合もあります。自身のキャリアプランをもとに「なぜその選択肢なのか」が説明できるようまとめておきましょう。
なお、どうしても答える必要がある場合を除いては具体的な社名を挙げる必要はないでしょう。受けている業界や企業、またその傾向や共通点が語れれば問題はありません。

POINT もちろん、受けている企業群の中で「御社のここに魅力を感じている」といった要素は考えておくべきでしょう。
当社のサービスや商品について知っていましたか?

基本的には志望する企業の代表的な商品やサービスについては最低限の知識として事前に知っておいて当然です。ただし事前研究まで知らなかった、などであればその旨は素直に伝え、それを知ってどんな印象を持ったか、どうとらえたかなどを述べましょう。無理に以前から知っていたかのようなフリをした結果、突っ込まれてボロが出てしまうのは印象もよくありません。
以前から知っていたものであれば何らか自分自身が利用・接触したことがあるか、どんなタイミングで知ったか、どんなイメージを持っているかなどを中心に語ればよいでしょう。失礼にならない範囲で「こうするともっと良くなるのでは」といった提案ができると好印象な場合もあります(企業によっては「改善提案はありませんか」といった聞き方をするケースもあります)。自分なりの考えをもっておくとなおベターです。

POINT 企業のWebサイトを調べれば分かるようなものであれば「知りませんでした」は事前研究不足。行きたい企業のビジネスやサービスなら、興味を持ち、知っておきたいと思うのは当然のことです。
この業界の今後についてどうお考えですか?

「Q18 当社のサービス・商品をご存じですか?」と同様に、自分が携わる業界に対して興味を持ち、率先して情報収集・展望を行うというのはビジネスパーソンとして当然求められる行動です。ことすでに働いている業界であればこれまでの経験や状況をもとに自分なりの展望を述べられる必要はあると考えましょう。業界動向を気にしないようでは漫然と働いているとみなされても仕方ありません。
一方、たとえ業界チェンジによって経験や知識のない業界に移ろうという方であっても、少なくとも「強く興味がある業界」であることに違いはありません。面接官は当然に情報収集や自分なりの解釈をしているものとして質問をしてくると考えておいたほうがよいでしょう。

POINT 同時に「その中で自分がどうしていきたいか」という点を語れればなおベターですが、背伸びし過ぎも失敗のもと。注意しましょう。
POINT 「自分はこう考えていますがいかがでしょうか」と、自身の考えを述べたうえで逆に聞いてみるのもよいでしょう。
やりたいこと・できることについて聞かれる質問
この仕事でもっとも重要な資質は何だと思いますか?

センスや適性を見るとともに、仕事への理解度も求められます。もちろん経験職種であれば「どういったところに気をつけていたか」や「この仕事をうまくこなすコツ」といった点に表れるあなたの適性が見られます。
一方で経験のない職種であっても、職務内容やその役割、求められることを理解していれば、それに応じるために必要な要件というのはある程度想像がつくはず、というのが面接官の考え。内容が正しい(合っているか)もさることながら、そう考えるに至った理由の妥当性が求められます。「どういった仕事で」「どんな場面・役割を担うため」「こういった能力・資質が必要と考える」といった形で考えてみるとまとめやすいでしょう。

POINT その資質があると何がどう良いのか、過去の経験に活かせるものはないか、今後その資質をどう伸ばしていくつもりか?なども述べられればベストです。
これまでの経験やスキルを当社でどう活かすことができると思いますか?

あなたの能力をアピールできる代表的な質問です。が、まず前提として、即戦力としてのキャリア採用である以上は、汎用的・基礎的なスキルは持っていて当然のものと考えましょう。仕事内容を十分に理解し、過去の実体験やエピソードを織り交ぜながら、「なぜ活かせるのか」を伝える…というのが基本ではあるのですが、できればあなたなりの「プラスアルファ」の部分をアピールしたいものです。
たとえば、単に「マネジメント経験がある」という人はたくさんいます。しかし面接官が欲しいのは、「こういった状況下でこういった点に工夫してマネジメントを行なった。これによりこういった成果を生み出した。その経験を御社でこう活かしたい」といった、その人ならではの創意工夫や「成功の手法」を持っている人です。過去の成功体験やエピソードに隠されているあなたならではの考えや行動、手法を用いて成功を再現する、といった形でアピールできればベストでしょう。

POINT 「したことがある」だけのことは経験ではない、と考える面接官もいます。「それを通じて残した成果・学んだこと」といった要素をあわせて考えておきたいところです。
POINT また、「その経験を活かしたい」だけではなく、「“どのように”活かしたい」のかまでを具体的に考えてみましょう。
当社でやりたいこと・挑戦したいことは何ですか?

熱意やキャリアプランを見る、ということと合わせて入社後の「自身の活躍イメージ」を明確に描けているか?という点が問われる質問でもあります。転職後にあなたはどのような経験・スキルを発揮し、挑戦を行ない、実績を残すのか?といった形で「プラン」をまとめて伝えましょう。
もちろん志望職種の実務内容を踏まえたものである必要はありますが、中長期のキャリアの中で成し遂げたい大きな目標があるのなら、その限りではない場合もあります。キャリアプランとともに短・中・長期の目標を述べるのも良いでしょう。「Q21経験やスキルを当社でどう活かしますか?」も参考にしてください。

POINT ただし熱意を伝えるとはいっても、単なる「やりたい」という自己欲求だけを述べるのはNG。「それを通じて御社にこう貢献したい」といった組織貢献の視点を併せ持つよう心がけましょう。
今のあなたの課題は何ですか?

現在の自分に対する自己認知と、それに基づく成長プランを問う質問といえるでしょう。転職後にも常にビジネスパーソンとしての成長は続いていくはずであり、基本的には「Q3 ご自身の弱み・短所を教えてください」の改善を軸として考えるとまとめやすいでしょう。
ただし必ずしも「課題=マイナスの改善」とは限りませんし、そもそもマイナス面を抱えたまま入社しようというのもスタンスとしてはあまり印象の良いものではありません。伝え方の基本は「どうしたらもっと良い仕事ができるか・さらなる成果を残せるか」といった形をとり、「プラス面の上積み」を軸とした考え方にしたほうがよいでしょう。「○○を改善することで○○をもっと実現できる。そのために必要なのは○○と考えています」といった具合です。
また、当然ですがその改善のためにはどういった取り組みを行う必要があるか、という具体的なプランまでを考えておかなくてはなりません。

POINT 伝えるべきは自己認知と具体的な改善プラン。単に「ここを直したい」では足りません。
身に付けたいスキルは何かありますか?

向上心や成長意欲、またそのために具体的なプランを描いているかを問われる質問です。「Q23 今のあなたの課題は何ですか?」をなすひとつの要素ともいえ、これもまた「より良い成果を残すため」の具体的な必要スキルを挙げていくべきです(無理に「新たに」身に付けたいものでなくても問題はなく、「伸ばしたい」スキルについて述べても良いでしょう)。
これは成長への意欲や仕事の幅を積極的に広げようという姿勢をアピールするものでもありますから、自分自身のキャリアプランを鑑みながら具体的なものをいくつか考えておく必要はあるでしょう。

POINT 「取りたい・伸ばしたい」という理想論は誰でも言えます。やはり重要なのは具体的なプランニングです。
POINT それを身につけることによって、実業務にどう活用できるのか。「取ってどうする?」までを想定しましょう。
キャリアプランについて聞かれる質問
今後のキャリアプランをお聞かせください

企業も採用する以上は長く働いて欲しいと考えるのが普通であり、もちろんあなたも入社すること自体が目的ではないはずです。その企業に転職することで何を成し遂げたいのか、どんな自分になりたいのか。中長期に渡るプランを描いていて当然です。
具体的な問い方で多いのは「1年後、5年後、10年後」など、特定の時間と経験を経たあなたがどうなっているのか?といった形式。志望動機や転職の理由との相違がないよう、あなたが描いている「あるべき未来の自分像」を伝えましょう。考え方としては、たとえば10年後の理想像を描いたらそこから逆算的に「5年後はここまでたどり着いていたい、そのためには3年後は…1年後は…」といった形で逆算していき、ショートゴール化しておくと伝えやすいでしょう。
ただし単に「マネージャになりたい」などと述べるだけでは“希望”に過ぎません。「なって、そしてどうする」というところにあなたなりの成し遂げたい目標、なりたい自分像というのを付加して伝える必要はあります。「Q26 将来の夢は何ですか?」とも合わせて考えてみましょう。

POINT あなたはどんな将来像を描いているのでしょうか?そしてそこへ至るプロセスはどんなものでしょうか?
POINT その目標にたどり着いたあなたは、何を実現しているのでしょうか?
将来の夢は何ですか?

あなたの人生観や仕事観、仕事と向き合う上での大きなスタンスを見る質問といえ、「Q8あなたにとって仕事とは何ですか?」「Q25 今後のキャリアプランをお聞かせください」の延長上にある質問でもあります。
これは人それぞれで「正解」のようなものはなく、基本的には仕事でもプライベートでもあなたなりの夢を語ればよいのですが、前提として「その企業でキャリアを積んだ延長上」にある最終目標となるはずです。また、たとえばよくある例として「独立」を夢として掲げることなどは、企業によっては「踏み台にしようとしている」といったとらえられ方をされてしまうおそれもあり、避けたほうが良いケースがあります。「夢」の内容とは言っても注意は必要でしょう。
ただし、考えてみればそもそも独立を夢としている方が、独立を歓迎しない企業を志望する時点ですでにミスマッチなわけで、転職先としてその企業を選ぶこと自体が正しくないともいえるかもしれません。

POINT 大風呂敷の広げすぎは考え物ですが、大きな夢を掲げ、意欲をもってまい進する姿勢は好印象となることが多いものです。
諸条件について聞かれる質問
勤務地についての希望はありますか?

勤務地が選べる状態で単に希望を確認されているだけなら良いのですが、同時に転勤などの許容について聞かれたり、その企業に対する志望の度合いを見られている場合もあります。大手など全国展開しているような企業であれば全国転勤もありえるでしょうし、ときに海外赴任の可能性というのもありえる話です。採用する側も、「絶対にいやだ」という人を採りたいとは思わないでしょう。
もちろん「拒絶してはいけない」と考えてやみくもにイエスで答えてしまっては後々の問題ともなりかねませんし、事情があるなら説明はきっちりと行うべきなのですが、それがあくまでも「希望」のレベルであるなら、あなた自身も最大限に受け入れを検討できる姿勢は見せるべきです。

POINT ただし求人情報でそれら情報は万全に得ていることが大前提。事前に可能性が分かっていたはずなのに、面接の場で躊躇…というのはそれ以前の問題です。
現在の年収、希望の年収はどれくらいでしょうか?

条件交渉の意味合いももちろんですが、これを通じてあなた自身が自分の価値をどう認識しているかを確認する質問でもあります。誰しもより多くの収入が得られるなら得たいものですが、希望の年収を伝える、つまり条件交渉を行う際には当然ながらそれ相応の理論と説得力が必要です。
現年収について正直に述べることは当たり前のこと(ここでの虚偽は後の提出書類などを通じて簡単に露呈するものであり、大問題です)ですが、それに対して単なる「不満」だけを並べてしまっては説得力に欠けます。前職における実績・実力を客観評価した場合、あるいは業界の水準など市場との相対で見た場合など、思いや希望だけではない「根拠」を提示する必要はあるでしょう。
ただし妙に萎縮する必要はありません。これだけは欲しい、という額があるのなら妥当な根拠とともにそれを伝えること自体には問題はありませんし、そもそもビジネスパーソンとして「交渉力」は基本的なスキルとして求められるものでもあるのです。

POINT 過度な「背伸び」や萎縮、妙な駆け引きは不要。根拠を示し、伝えたい思いはストレートに伝えましょう。ただ、やはり譲歩できる姿勢だけは持っておきたいものです。
残業や休日出勤について、どれくらいであれば許容できますか?

「Q27 勤務地についての希望はありますか?」と同様に、何でもかんでもイエスで答えることは良くありませんが、現実的にはやはり残業や休日出勤に否定的・拒絶的なのはマイナスとなってしまいがちです。何らかの事情があって説明がつくならもちろんそれを述べ相談すべきですが、特に根拠もなく否定しているようでは熱意を疑われてしまいます。
ただ一方で、有能なビジネスパーソンであれば定められた時間内に最大限の成果を残し、同じ時間の中で他の人間より多くの実績を残せるはず。ダラダラと残業をすることに慣れてしまっているような姿勢を見せてしまうと、面接官や企業文化によっては「時間の感覚」を疑われる可能性があることも注意しておきましょう。時間の有効活用を前提としつつ、必要に応じて残業もいとわない、といったスタンスを見せられれば理想的です。

POINT 「残業が多い」のが具体的にはどういった状態なのか確認したうえで返答してみてもよいでしょう。
POINT 業務上やむを得ない場合も現実には多々あるもの。最後は「熱意」との天秤ですが、柔軟な姿勢は見せたいところです。
入社可能時期はいつですか?

これは何かを問われるというより調整的な意味合いが強い質問ですが、前提としては基本的に答えを「その場」で考える質問ではないことに注意。そこで考えてしまうようだとスケジュール感なく転職活動をしている、とみなされてしまう可能性もあります。
離職中であれば、よほどの理由がない限りは「いつでも」という答えになるはず。何らか時間をとってやりたいことがあるなら相談してみてもよいのですが、これも特に不可避な理由がないようでは場合によっては意欲を疑われたりマイナス印象となってしまう可能性があります。
在籍中であれば引継ぎ期間などを考慮する必要があるため比較的柔軟に相談に応じてもらえるものですが、具体的・計画的なスケジュールを事前に立てておき相談するようにしたいものです。

POINT いずれにしても、有能な人材であれば企業は一日でも早く合流してほしいもの。あなた自身も最大限入社を早められるよう努力はすべきです。
内定を出したらご入社いただけますか?

聞きかたとしては「複数社から内定を得たらどうしますか?」といった形式の場合もあります。あなたの意向の強さを聞かれているわけですから、基本的には前向きな返答を伝えるべきでしょう。第一志望であるならもちろんそれを伝え入社への意欲を見せるべきですし、そうでない場合も前向きに検討する旨、あるいは意欲の高さは伝えたいところ。しかし何でもかんでも「入社します!」と言い切って後日に辞退…というのは避けるべきです。
何らかどうしても決めかねる要素があるなら、無用に悩んでしまうより正直に相談してみるというのも選択肢としてはよいでしょう。多少なりとも「内定の可能性」を出すわけですから、相談には乗ってくれるはずです。

POINT 対策できる質問ではありませんが、面接官が前向きに検討している表れでもあるととらえ、前向きな応対を心がけたいものです。
他の雇用形態(契約社員など)や他の職種での採用でも良いでしょうか?

例えば前者は「人物として非常に魅力的だがスキルが少々足りない」場合などに「提案」として投げかけられるケースがある質問ですが、一方であなたの意志を試すような意味で問われているケースもあります。
後者においては、「この職でこれを成し遂げたい」「この職を突き詰めて専門性を高めたい」と熱弁をふるっていた人が、あっさりと他職種の提案にOK、といったケースが意外に起きがちです。面接官に「こだわりがない」「とにかく入りたいだけ」とみなされてしまうのは避けたいものです。
ただし一方で、過度にこだわりすぎて柔軟性のない返答をしてしまうのも考えもの。その提案を受け入れることと「やりたいこと」「キャリアプラン」の実現に大きな隔たりがなければ、前向きに検討してもよいでしょう。

POINT 「その後のキャリア」で希望職種への道はあるか?といった確認を行うのもよいでしょう。
POINT そもそもの部分で、その提案に至った理由(不足している要素、面接官の判断)などについて差し支えない範囲で聞かせてもらえるか確認しておくのも良いでしょう。
さいごに聞かれる質問
何か質問はありますか?

「特にありません」「大丈夫です」などと答えてしまいがちな質問ですが、長くても1時間と少々の面接であなたの疑問や不明点がすべて解消できることは少ないはずです。入社の意欲がある企業なら、あれもこれもと気になる疑問点があって当然。それ解消する意味で、熱意を見せる意味で、また社風や職務理解を深める意味で、面接の最後にはぜひ「逆質問」をするべきなのです。

POINT 熱意を伝える最後のチャンス 面接官への逆質問テクニック

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