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映画雑誌の出版社が映画館運営へ
11月8日 7時10分

映画雑誌の出版社が映画館運営へ
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全国的に中小規模の映画館が減り続けるなかで、映画雑誌を発行する東京の出版社が、千葉県柏市で映画館の運営に乗り出し、地域の人の好みに応じた映画の上映を目指すことになりました。

大手の映画配給会社で作る日本映画製作者連盟によりますと、スクリーンの数が5つに満たない中小規模の映画館は、全国で3年前は381ありましたが、去年末には307と減少する傾向です。
こうしたなか、戦前から映画雑誌を発行する東京の出版社が、千葉県柏市にある閉館した映画館を活用して、初めて映画館を運営することになりました。
この出版社は、インターネット上で過去に見た映画を記録できる会員制のサイトを運営していて、集まった情報を分析したうえで、新作だけでなく、過去の名作も含めて、地域の人の好みに応じた映画を選んで上映していくことにしています。
映画館の運営に参入を決めた「キネマ旬報社」の清水勝之社長は、「規模の小さな映画館が消えてしまうと、多様な映画を楽しめない。大型のスクリーンをいくつも備えた、いわゆる『シネマコンプレックス』では見ることができない映画を提供したい」と話しています。

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