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ALIVE:「動物園を問う」1

動物園に行く前に

今の状態 どこが問題か、よく見て、考えてみよう どうしたらいい?
狭すぎる檻 動物園の動物たちは幸せでしょうか?
もしあなたが一日中、いえ、一生の間、畳2〜3枚の出口のない部屋に閉じこめられて、朝から晩まで人目にさらされていることを想像してみて下さい。
おそらく部屋の中をぐるぐる回ったり、自分の頭をかかえこんで、髪の毛をかきむしったり、気が変になったような仕草をすることでしょう。
動物園に行ったら、動物たちがどんな行動をしているか、よく見てください。動物たちも、同じようにしてはいませんか
 
退屈な毎日 野生の動物は、食べ物を探すために一日のほとんどの時間を過ごしています。季節ごとに、どこに行けばどんな食べ物があるのか、探し学びながら食べることは、動物たちの生活を生き生きとさせています。
たとえば、肉食の動物は、獲物を見つけ、追いかけ、捕まえるために、猛スピードで走ります。
草食の動物は、仲間と群れて、危険に注意しながら、一日中おいしい草を探して、もぐもぐと口にしています。
でも、動物園では、食べ物を自分で探して食べるという、動物にとって一番大切な行動がうばわれています。
 
いつも見られている 野生の動物は人間と目を合わせることを嫌います。彼らにとって見つめられることはおそわれることと同じです。
それなのに、動物園では動物たちは人の目から逃げることができません。わざと客の見えるところに餌がおかれ、食べる姿まで人に見られています。
動物舎には、隠れる場所もありません。夜用の寝室(といってもただのコンクリートの箱)があったとしても、日中は扉が閉められています。
動物にも、プライバシーが必要なのです。
 
一人ぼっち ゴリラやチンパンジー、ゾウやイルカなどは、家族や仲間といっしょに群れでくらす動物です。仲間たちとさまざまなコミニュケーションを取り合い、豊かな心の生活をもっています。
でも動物園では、彼らは牢獄のようなコンクリートの狭い檻の中に、ほとんど一人ぼっちで閉じこめられています。
動物たちは孤独のせいで、半分死んだように暗い淋しい目をしています。動物にも仲間が必要なのです。
 
騒々しすぎる お客さんが楽しめるようにと、遊園地のある動物園がたくさんあります。遊園地の大きな機械が回る音や人の声、ときにはスピーカーから流される音楽などのせいで、動物たちはひどい騒音の中におかれています。
夜になっても明るいままの施設もあり、静かな自然の中で暮らしていた野生動物たちにとっては、大きなストレスです。
イルカのように超音波で仲間と交信する動物にとっては、水槽内に響く騒音は、飛行機の爆音を耳元で聞くのと同じくらいと言われます。動物にも静かさが必要です。
 
曲芸は楽しい? イルカやアシカのショーや、クマやサルの曲芸は、見て、楽しいですか?自然の中では決してしないぐさや振る舞いをさせるために、どんなに多くの虐待が行われていることでしょうか。
調教は、ほとんどの場合、あめ(えさ)とむち(暴力)を使って行われます。そしてサルもクマも、芸をするのは子供のときだけです。大きくなると、危険だという理由で隔離され、あわれな一生をすごさなければなりません。
自然の中で、イルカは40歳以上も生きるのに、水族館で芸をしているイルカはの平均寿命はわずか2〜3年です。
曲芸は、動物たちにとっては、少しもおもしろくも楽しくもありません。
 
災害が起こったら 阪神大震災の時、神戸市の水族館の電気が止まり、魚たちの90%もが死んでしまいました。ヨーロッパでは洪水で動物園の動物がおぼれて死んだり、逃がしてやることができずに安楽死させられてしまいました。
戦争がある国では、動物園の動物たちは食べものを与えられず餓死したり、殺されてしまったこともありました。
もし大災害が起こって電気や水道が止まったら、たくさんの動物たちが生きていけなくなります。猛獣たちが逃げ出す恐れもあり、人も動物もパニックになってしまうでしょう。
このような理由から、イタリアでは過去に、動物園廃止法が提出されたこともありました。
 
自然がない 動物園では世界中の珍しい動物を見ることができるかもしれません。けれどもそれはただの外見の形だけです。
動物たちが、どんな場所で生まれ、どんなものを食べ、どんなに生きてきたのか、少しもわかりません。
いま映画やテレビなどの映像技術が発達し、豊かな自然の中で懸命に生きているさまざな動物たちの姿を見ることができます。
そんな自然の中の生き生きとした動物を見たり知ったりするほうが、ずっと感動できるし、楽しいのではないでしょうか。
 
子供たちはどこへ? 毎年、春になると動物園ではかかわいい赤ちゃんが生まれます。でも、毎年生まれているというのに、檻の中の動物の数は変わりません。いつのまにか、生まれた子供の姿も消えています。動物たちはどこへ行ってしまうのでしょう?
狭い動物園では数が増えると飼いきれなくなるため、「余剰動物」として、処分したり、動物業者や海外に売り渡してしまうのです。
 
絶滅から守れる? 有名な動物園では、野生で絶滅しかけている動物を増やして、守っているといいます。そのためにたくさんのお金と人手をかけてもいます。
でも、どんなに動物園でも数を増しても、動物たちが帰っていけるふるさと(生息地)があるのでしょうか?
野生動物が生きていくことのできる自然を守ることができなければ、本当の意味での「種の保存」ではありません。
  


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