~お産~ イノチの物語 其の二『産み場所』
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さて、天から授かったこの新しいイノチを
どこで、どうゆう形で迎えようか
自然界の動物たちがそうであるように、
薄暗く静かで、誰からも邪魔されない、外敵から守られた
安心できる「産み場所」を本能が求めてる
5年前に東京の自宅マンションで1人目の娘を産んだときも
病院などのお産では味わえないだろう安心感と開放感が
お産そのものを素晴らしい体験へと導いてくれた
そのときよりも今の暮らしはずっと環境が良い
森や田畑に囲まれ、静かでプライベートが守られ、
空気も水もおいしくて、家も広い
「ここで産みたい」ココロからそう思った
大地に根付き、自然の恵みに感謝して生きる暮らし
イノチを迎えることも、その暮らしの中で
ごく当たり前の自然な営みのひとつだと感じた
空間を整え、火を焚き、風を通し、山のお水を浴び
土の上に立ち、花に囲まれ、鳥たちの賛美歌とともに歌い
暮らしから生まれる祈りと感謝に包んで迎えてあげたい
それが私たちなりの聖なる儀式であるように思う
次に、自宅に来てくれるお産婆さんを探すことになった
我が家は岐阜の山の中の小さな村にある
お産を受ける病院や助産院、お産婆さんは近くにいない
一人目のお産をサポートしてくれたお産婆さんのご縁で
ある助産院にはるばる出かけた
お互いフィーリングは良かったものの、我が家まで
高速を使っても1時間半はかかる距離が理由で受けてはもらえなかった
こればかりはご縁、赤ちゃんが違うと言っているのだなとすぐわかった
本能では、家族だけの自宅出産がしたいと思ってはいたが、
何かあったら・・・とゆう万が一への不安もぬぐい去れずにいた
赤ちゃんにとっての この星での最初の瞬間は イノチに深く刻まれるだろう
どんな形で迎えるのが一番いいのか
イノチへの責任と覚悟・・・
しかし、毎日電話の前に座ってはみるものの、どうも受話器をとる気にはなれなかった
お産婆さんを探す気がすっかりなくなってしまっていた
本能が求める「産み場所」を変えるつもりはなかったからだ
そんなとき、スピリットのご縁を感じるある友人から
お祭りで火の儀式を開いてほしいとお誘いをいただき
九州へ旅することになった
お祭りの後、火の神様へご挨拶しようと熊本の阿蘇山へ向かった
母なる地球の中に燃えるマグマ 美しいこの星のイノチのエナジーを感じた
Nobuくんがインスピレーションを受け取り
阿蘇山の南に位置する「弊立神宮」に導かれた
イノチを授かったこと、その宇宙の導きに感謝してお参りした後
そのお宮の森を歩いているとき、ふと娘に聞いてみた
「赤ちゃんはどこで、どうやって産まれたいかな?」
すると娘は笑顔で
「おうちでうまれたいって!だいじょうぶだよ、かみさまがおさんばさんになってくれるよ!」
私のココロはしっかりと決まった
信じよう このイノチの意思を 宇宙のサポートを
ゆだねよう イノチのうねりに 感じるがままに
オンナには産み出すチカラがある
赤ちゃんには生きようとするチカラがある
家族だけで迎え入れよう
そしてありったけの愛で祝福してあげよう
迷いや不安は手放そう
これもこのイノチの導きだ
すべては大いなる意志のもとにある
聖なる儀式に向けて
奇跡の瞬間に向かって
一日 一日 大切に
さあ 楽しもう
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こうしてイノチを迎える「産み場所」とココロを決め
来たる「その時」に向かって歩きはじめたのである
イノチの物語はこのあとも展開していく
それはまたゆっくりと綴っていきます
よかったらまたのぞいてください
ありがとう
Achico
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授かったイノチの物語や自宅出産の体験を
お話会を開いてみなさんにシェアリングさせてもらってます
一人でも多くの人が
イノチと向き合うこと
妊娠、出産、子育てにポジティブになれるようにと
願っています
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ご興味のある方はぜひ繋がっていきましょう
ご連絡ください
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テーマ:〜お産〜イノチの物語