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芸能プロ未公開株詐欺事件で捜索11月7日 13時58分
韓国の人気ドラマのイベントを開いていた芸能プロダクションの未公開株を巡る詐欺事件で、警視庁は、会社がだまし取ったとされる10億円余りのうち1億円余りが、逮捕された暴力団幹部側に渡っていた疑いがあるとして、7日、暴力団事務所などを捜索し、実態を調べています。
この事件は、東京の芸能プロダクション「サムファエンターテインメント」の社長の男などが、韓国のドラマの人気に便乗して、上場する予定がないのに自社の未公開株を売りつけた詐欺の疑いで逮捕されたものです。
警視庁は6日夜、だまし取った金の一部の60万円余りを受け取っていたとして、新たに、指定暴力団住吉会系の暴力団組長、川鈴木博文容疑者(48)を組織犯罪処罰法違反などの疑いで逮捕しました。
警視庁の調べによりますと、会社は全国のおよそ400人から合わせて10億円余りをだまし取ったとみられていて、この会社から川鈴木容疑者などの3つの口座に合わせて1億円余りが振り込まれていたことが分かったということです。
警視庁は7日、東京・江戸川区にある暴力団事務所など6か所を捜索し、川鈴木容疑者側に渡った1億円余りが、暴力団の資金源になっていた疑いがあるとみて実態を調べています。
警視庁によりますと、川鈴木容疑者は容疑を否認しているということです。
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