安藤美冬流 21世紀の歩きかた
2012年11月04日(日) 安藤 美冬

白河桃子×安藤美冬 【第2回】
「すべてを捨てて魅力的な男性と結婚したい」というのは、女性が抱く最後のファンタジーです

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[左]白河桃子さん(少子化ジャーナリスト/作家)と、[右]安藤美冬さん(spree代表取締役/フリーランス)

第1回はこちらをご覧ください。

婚活を頑張る日本の女性は、先進国ではかなり特異

安藤: 白河さんが『婚活時代』に書かれたように、親世代のような「お付き合いをして、それから結婚に至る」という昔ながらの順番を変えていかないと、結婚が難しくなるわけですね。たとえば今だったら、最初に同棲し、親からのプレッシャーで入籍し、そこから親に挨拶して、次に出産、最後に挙式、みたいな順番もありますよね。

白河: ええ、順番はすごくバラバラになっています。おっしゃるように、今は結婚前に一緒に住むケースがすごく多いんです。入籍はどんどん後になって。

安藤: 結婚よりも前に妊娠したりとか。

白河: 前に何かのバラエティ番組で見たんですけど、明石家さんまさんが、高校生くらいの女の子たちから「子供ができて、それから結婚したい」と言われて驚いていました。さんまさんが「結婚して、それから子供ができるんやろ」と言っても、彼女たちは「いや、子供ができて、それから結婚する」と順番を変えない。もう郊外の方では、すでに「できちゃった婚」が文化になっている地域もあると思います。

安藤: デキ婚文化(笑)。

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