KeyHoleTV関連技術開発協力企業の米国法人一社が、KeyHoleTVに対するプレミアムモジュールなるものを有償で販売しているという指摘がありました。
KeyHoleTVは、地上デジタル放送の2秒から3秒の遅延の問題を解決するために開発し、遅延のないコンテンツの同時再送信技術がその中心となります。
その技術を広く提供するため、2004年から、米国のパートナー達と協力し合って、無償で全世界に、配信プラットフォームを提供してきました。開発当初はCommonLispでサーバを記述していたので、米国のLisp関連企業も参加していました。
最近では、実際にKeyHoleTVを利用してテレビ会議などをされている企業もあると聞きました。
この間、開発費用並びに10ギガ秒レベルのサーバ群ネットワーク費用並びにサーバ費用、メンテナンス費用等の全額を私が個人で2000年頃の研究開発開始当初から負担してきました。当初はCommonLispの不特定多数利用年間ライセンス料だけでもかなりの金額でした。
期間中に総務省から研究開発予算を受けたこともありますが、こちらは更に次世代の技術開発に利用しています。
KeyHoleTVは遅延のない配信技術の研究開発プラットフォームであり、そのために、一般にダウンロード提供しているアプリケーション以外にも、弊社や開発委託企業で、様々な試作アプリケーションを開発してきました。そのため、KeyHoleサーバは、2004年から常に稼働状態にありました。
私の果たしているルールはこのKeyHoleサーバに接続する、様々なクライアント技術開発に国内外を問わず開発資金援助をする一方、KeyHoleサーバを接続利用した収益活動は一切行わないというルールです。コンテンツの遅延のない同時再送信ということで、知的財産権の侵害を助長する恐れがあるからです。実際に震災時には、地上アナログ波が同時再送信され、地上デジタル波より早く届き、また、テレビ受像機が使用不能な状況で大変助かったと感謝の連絡を沢山もらいました。これらは完全無償運用が大前提です。
もちろん、KeyHoleTVの技術をライセンス利用して製品に組み込んだり、正当な他の用途での技術の商用利用を妨げるものではありません。私のルールは単純で、現在稼働している、私が資金を提供してきたKeyHoleTVサーバに接続できるKeyHoleTV技術利用クライアントは、無償のものだけ、有償のものは、独自にサーバを上げて下さい。それだけです。
この都度、開発協力企業一社が、独自にプレミアムモジュールなるものを販売しているという連絡があり、同企業に問い合わせたところ以下回答がありました。
「プレミアムモジュールは、KeyHole利用者単位に動作します。プレミアムモジュールはKeyHole利用者がKeyHoleサーバに接続した時点では、機能していません。
プレミアムモジュールキーは、プレミアムモジュールを動作させ、KeyHoleシステム内の通信の安定化と視聴時間の確保を行います。但し、配信番組(配信内容、配信数、番組パスワードなど)に関して一切関係していません。また、画質や音の向上も関係していません。」
つまり、同企業が販売するプレミアムモジュールは、KeyHoleTVの動作を安定させる効果があり、その作業は、KeyHoleTVサーバに接続する前であるので、そのプレミアムモジュールを利用するためのキーの販売は私のルール違反にはならないという回答でした。
私のルールは、KeyHoleTVサーバに接続するサービスは一切有償にしないということであり、この回答はルール違反と判断しました。
私の個人的な感想で言えば、担当技術者が、KeyHoleTVの動作を安定させる方法をもし本当に開発していたならば、バージョンアップとして無償で速やかに提供すべきであり、その部分のみを有償で販売するというのは、私や開発パートナー、そして、なんといっても長年KeyHoleTVを使ってきたユーザーに対して、信義束違反に感じます。
このプレミアムモジュールなるものが実際に利用されているのかは現時点では分かりませんが、これはKeyHoleTVサーバの不正利用として判断し、このモジュールのKeyHoleサーバに対する接続利用を禁止します。
正し、「KeyHole利用者がKeyHoleサーバに接続した時点では、機能していません」ということですから、こちら側から、モジュールの利用者か否か判断出来ませんので、この問題が解決するまで、KeyHoleTVサーバを停止します。
これに対し同社から、
「プレミアムモジュールキーは、番組コンテンツとまったく関係ないソフトウェアの仕組みです。
この仕組みを根拠のない事柄で停止要求をすることは、弊社に対し損害を与えることになります。
従いまして、一方的に弊社の販売するソフトウェアに対して販売を停止する行為や、一方的にサーバを停止する行為は、営業妨害の可能性がありますので、ご注意ください。」
と更に連絡がありました。
同社の日本担当法務の方は、KeyHoleTVサーバは無償運用以外の接続を元々許諾していないことをご存じないようです。ましてやこのサーバのネットワークコストなどは私が全額負担している事実もご存じないようです。私にはこの文章は、これから、色んな違法コンテンツが上がると思うけど、その法的リスクはお宅持ち、うちは関係ないからね、ただ、うちの儲けは妨げるなよ、という文章に読めます。シリコンバレー弁護士的というのかな。
現在のKeyHoleTVサーバは、全世界の誰でもコンテンツを立ち上げることができ、違法性のあるコンテンツが上げられることもあります。もしも商用に提供するならば、全チャンネルをウォッチし、これらの違法性の高いコンテンツを細かく配信停止措置する必要があります。また合法的なテレビ会議などのコンテンツを誤って停止しない為にも、大変な労力とコストがかかります。これは、「根拠のない事柄」ではありません。あくまで、KeyHoleTVサーバは研究開発用途でコンテンツ提供者の自己責任による無償運用のみに無償提供しています。これが私のルールです。
もちろん私のルールが不満であれば、同社が自前のコスト負担で、他にネットワークを用意し、独自にKeyHoleTVと同様なサーバを上げるのはご自由です。ただ、うちはお断り、それだけです。もちろん、コンテンツの同時再送信が合法か違法かは、サービスが有償か無償かは関係ないのはいうまでもありません。
テレビ会議などに利用している正当なユーザーには大変ご迷惑をおかけしますが、KeyHoleTVは次世代の通信技術開発のための基盤開発プラットフォームとして無償で提供しているのであり、この点をご理解下さい。
同社には、プレミアムモジュールなる技術が実際にKeyHoleTVの動作安定に貢献するのであれば、是非、無償で次回のバージョンアップにご提供頂くことをお薦め致します。それがユーザーのためではないでしょうか?!
KeyHoleTVは、地上デジタル放送の2秒から3秒の遅延の問題を解決するために開発し、遅延のないコンテンツの同時再送信技術がその中心となります。
その技術を広く提供するため、2004年から、米国のパートナー達と協力し合って、無償で全世界に、配信プラットフォームを提供してきました。開発当初はCommonLispでサーバを記述していたので、米国のLisp関連企業も参加していました。
最近では、実際にKeyHoleTVを利用してテレビ会議などをされている企業もあると聞きました。
この間、開発費用並びに10ギガ秒レベルのサーバ群ネットワーク費用並びにサーバ費用、メンテナンス費用等の全額を私が個人で2000年頃の研究開発開始当初から負担してきました。当初はCommonLispの不特定多数利用年間ライセンス料だけでもかなりの金額でした。
期間中に総務省から研究開発予算を受けたこともありますが、こちらは更に次世代の技術開発に利用しています。
KeyHoleTVは遅延のない配信技術の研究開発プラットフォームであり、そのために、一般にダウンロード提供しているアプリケーション以外にも、弊社や開発委託企業で、様々な試作アプリケーションを開発してきました。そのため、KeyHoleサーバは、2004年から常に稼働状態にありました。
私の果たしているルールはこのKeyHoleサーバに接続する、様々なクライアント技術開発に国内外を問わず開発資金援助をする一方、KeyHoleサーバを接続利用した収益活動は一切行わないというルールです。コンテンツの遅延のない同時再送信ということで、知的財産権の侵害を助長する恐れがあるからです。実際に震災時には、地上アナログ波が同時再送信され、地上デジタル波より早く届き、また、テレビ受像機が使用不能な状況で大変助かったと感謝の連絡を沢山もらいました。これらは完全無償運用が大前提です。
もちろん、KeyHoleTVの技術をライセンス利用して製品に組み込んだり、正当な他の用途での技術の商用利用を妨げるものではありません。私のルールは単純で、現在稼働している、私が資金を提供してきたKeyHoleTVサーバに接続できるKeyHoleTV技術利用クライアントは、無償のものだけ、有償のものは、独自にサーバを上げて下さい。それだけです。
この都度、開発協力企業一社が、独自にプレミアムモジュールなるものを販売しているという連絡があり、同企業に問い合わせたところ以下回答がありました。
「プレミアムモジュールは、KeyHole利用者単位に動作します。プレミアムモジュールはKeyHole利用者がKeyHoleサーバに接続した時点では、機能していません。
プレミアムモジュールキーは、プレミアムモジュールを動作させ、KeyHoleシステム内の通信の安定化と視聴時間の確保を行います。但し、配信番組(配信内容、配信数、番組パスワードなど)に関して一切関係していません。また、画質や音の向上も関係していません。」
つまり、同企業が販売するプレミアムモジュールは、KeyHoleTVの動作を安定させる効果があり、その作業は、KeyHoleTVサーバに接続する前であるので、そのプレミアムモジュールを利用するためのキーの販売は私のルール違反にはならないという回答でした。
私のルールは、KeyHoleTVサーバに接続するサービスは一切有償にしないということであり、この回答はルール違反と判断しました。
私の個人的な感想で言えば、担当技術者が、KeyHoleTVの動作を安定させる方法をもし本当に開発していたならば、バージョンアップとして無償で速やかに提供すべきであり、その部分のみを有償で販売するというのは、私や開発パートナー、そして、なんといっても長年KeyHoleTVを使ってきたユーザーに対して、信義束違反に感じます。
このプレミアムモジュールなるものが実際に利用されているのかは現時点では分かりませんが、これはKeyHoleTVサーバの不正利用として判断し、このモジュールのKeyHoleサーバに対する接続利用を禁止します。
正し、「KeyHole利用者がKeyHoleサーバに接続した時点では、機能していません」ということですから、こちら側から、モジュールの利用者か否か判断出来ませんので、この問題が解決するまで、KeyHoleTVサーバを停止します。
これに対し同社から、
「プレミアムモジュールキーは、番組コンテンツとまったく関係ないソフトウェアの仕組みです。
この仕組みを根拠のない事柄で停止要求をすることは、弊社に対し損害を与えることになります。
従いまして、一方的に弊社の販売するソフトウェアに対して販売を停止する行為や、一方的にサーバを停止する行為は、営業妨害の可能性がありますので、ご注意ください。」
と更に連絡がありました。
同社の日本担当法務の方は、KeyHoleTVサーバは無償運用以外の接続を元々許諾していないことをご存じないようです。ましてやこのサーバのネットワークコストなどは私が全額負担している事実もご存じないようです。私にはこの文章は、これから、色んな違法コンテンツが上がると思うけど、その法的リスクはお宅持ち、うちは関係ないからね、ただ、うちの儲けは妨げるなよ、という文章に読めます。シリコンバレー弁護士的というのかな。
現在のKeyHoleTVサーバは、全世界の誰でもコンテンツを立ち上げることができ、違法性のあるコンテンツが上げられることもあります。もしも商用に提供するならば、全チャンネルをウォッチし、これらの違法性の高いコンテンツを細かく配信停止措置する必要があります。また合法的なテレビ会議などのコンテンツを誤って停止しない為にも、大変な労力とコストがかかります。これは、「根拠のない事柄」ではありません。あくまで、KeyHoleTVサーバは研究開発用途でコンテンツ提供者の自己責任による無償運用のみに無償提供しています。これが私のルールです。
もちろん私のルールが不満であれば、同社が自前のコスト負担で、他にネットワークを用意し、独自にKeyHoleTVと同様なサーバを上げるのはご自由です。ただ、うちはお断り、それだけです。もちろん、コンテンツの同時再送信が合法か違法かは、サービスが有償か無償かは関係ないのはいうまでもありません。
テレビ会議などに利用している正当なユーザーには大変ご迷惑をおかけしますが、KeyHoleTVは次世代の通信技術開発のための基盤開発プラットフォームとして無償で提供しているのであり、この点をご理解下さい。
同社には、プレミアムモジュールなる技術が実際にKeyHoleTVの動作安定に貢献するのであれば、是非、無償で次回のバージョンアップにご提供頂くことをお薦め致します。それがユーザーのためではないでしょうか?!