岡山県 環境保健センター （1995）
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岡山県 環境保健センター 平成6年度 年報 （1994〜1995）
フラスコ実験による汚濁湖沼の浄化に及ぼすEM菌の効果の検討 … P 36
- まとめ -
１．児島湖および流入河川の４地点において、1994年9月5日（夏期）、11月7日（秋期）、1995年1月9日（冬期）、3月6日（春期）に採水を行い、フラスコ培養によるEM菌の効果を検討したが、いずれの系においても対象系（非添加系）と比べて著しい水質改善は認められなかった。
２．微生物製剤を用いて汚濁湖沼の浄化を図る上では、微生物製剤を闇雲に投入するではなく、微生物間相互作用をはじめとする各種要因を調査・検討し、特に物質循環を考慮した効果的な投入法を検討することの必要性が示唆された。
３．今後、本研究を進める上では大型水槽による物質循環を考慮した室内実験、あるいは用水路や池沼における野外実験で検討を加え、総合的な解析を行う必要があると考えられた。
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