知る×つながる=動きだす カナロコ 神奈川発コミュニティーサイト

ログイン

新規登録

  • お問い合わせ
  • たびたびある質問
  • サイトマップ

川崎市と県警、自転車専用道検証へ 川崎駅近くで全国初の社会実験/神奈川

2012年10月20日

 ソーシャルブックマーク  (ソーシャルブックマークとは)

この記事のコメントを見る

文字サイズ:
 川崎市と県警は、京急川崎駅周辺の県道川崎府中線の上下線で各一車線を削減し、一方通行の自転車道を設置する全国初の社会実験を実施する。期間は11月14日から2週間で、対象エリアでは自転車の歩道走行を禁止する。効果や課題を検証し、今後の対策に反映させる方針。

 社会実験の対象エリアは、同市幸区の幸町交差点から京急川崎駅に向かう高架下のアンダーパス(掘り下げ式道路)を通り同駅周辺地域まで。駅方面(上り線)240メートル、幸町交差点方面(下り線)190メートルの区間で、平日午前7時~午後7時の自転車通行量は3497台。

 アンダーパス部分では、左側通行を守らず自転車が逆走するケースが多く確認されているほか、構造がすり鉢状でスピードが出やすく見通しが悪い。高架下には歩道に隣接する既存駐輪場があるため、自転車利用者の多くが歩道を走行しているという。今年5月には車道上で自転車同士による正面衝突事故が発生した。

 こうした状況を踏まえ、市と県警は社会実験の実施を決定。具体的には、上下線の車道上に仮設ガードレールを設置し、側溝側に自転車道(幅約2メートル)を確保し、歩行者、自転車、自動車を空間的に分離する。自転車道には、法定外表示による自転車走行帯を明示するとともに、誘導員を配置する。

 このほかの主な取り組みは、▽逆走禁止など自転車走行ルールの周知、啓発▽自転車の歩道走行の禁止▽信号秒時変更▽駐輪場の移設▽県道川崎府中線への車両流入規制▽放置自転車の撤去、違法駐車車両の取り締まり強化-など。

 市建設緑政局は「アンダーパス部分では、自転車通行をめぐる事件、事故が発生しており、さらなる安全対策として、早急な対応が求められている」としており、実験結果を検証し、市の自転車通行環境整備基本方針に反映させる考えだ。

神奈川新聞の関連記事


この記事へのコメント

この記事へコメントする

コメントを投稿するにはログインが必要です。

神奈川新聞購読のお申し込み

神奈川新聞 1週間無料お試し

企画特集【PR】

  • 商店街特集(神奈川新聞紙面で掲載したお店紹介)
  • 広告のご案内
  • 神奈川新聞の本のご購入とご紹介
  • 記念日を歴史の1コマに― 記念日新聞のご案内
  • フォトサービス
  • 「おはようパズル」へ応募
  • 神奈川新聞への情報提供と取材依頼
  • 「自由の声:への投稿
  • 会社概要
  • 採用情報
  • Happy News
  • 2011年 第3回かながわ新聞感想文コンクール