熊本市南区の３小学校に５日に提供された給食に野菜裁断機の欠けた刃が混入した疑いがあることが分かった。
２校では配食を中止したが、残る１校では２６０人の児童が食べ終わっていた。今のところ、児童の健康に異常はないという。
市によると、市の飽田共同調理場の裁断機でキュウリやニンジンなどを切り、５日午後０時半頃、調理が終了。回転刃を洗浄していた際に、０・２ミリ程度の刃こぼれが見つかったという。
すでに６９８食分が飽田東、飽田西、飽田南の３小学校に配られており、調理場から連絡を受けた飽田西、飽田南小は、野菜の入った２品の配食を中止した。飽田東小では、児童４６９人のうち２６０人が食べ終えていた。
同調理場では、野菜を切る前に刃こぼれがないか目視で確認しているが、この日は洗浄時まで発見されなかった。回転刃は定期的に交換しており、８月に替えたばかりだったという。