2012年 11月 7日
備前死体遺棄容疑で角田容疑者を再逮捕
兵庫県尼崎市の連続死体遺棄事件で、備前市の海に男性の遺体を棄てたとして別の事件で起訴されている角田美代子容疑者が再逮捕されました。死体遺棄の疑いで再逮捕されたのは角田美代子容疑者(64)です。警察の調べによりますと角田容疑者は親族らと共謀して同居していた橋本次郎さん(当時53)の遺体をドラム缶にコンクリート詰めにして去年11月上旬、備前市の海に棄てた疑いです。取り調べに対し角田容疑者は自分の関与を認めているということです。角田容疑者の周辺では橋本さん以外に高松市内で暮らしていた仲島茉莉子さんと伯父の谷本隆さんを含む5人が死亡、4人が行方不明になっています。角田容疑者の関係者は2003年、角田容疑者のグループが仲島さん一家に暴力をふるうなどして離散に追い込んだと証言しています。当時、香川県警が何度か駆けつけましたが事件化されることはありませんでした。香川県警は当時の対応に問題が無かったか調査を進めていて「状況をしっかりと確認したい」と話しています。

脳死肝・腎同時移植患者が退院へ
今年9月岡山大学病院で脳死からの肝臓と腎臓の同時移植を受けた女性が無事退院することになり喜びを語りました。肝臓と腎臓の同時移植を受けたのは慢性の肝不全と腎不全を併発していた青森県内に住む50歳代の女性です。難易度が高く、他の病院が移植を断る中、脳死と判定された40歳代の男性から臓器提供を受け、今年9月に、岡山大学病院で手術を受けました。経過は順調で女性は9日退院し、地元の青森に戻ることになりました。脳死肝腎同時移植の成功例は国内では初めてです。また、岡山大学病院は6日、1歳の女の子に生体肝移植を行い、無事、成功しました。1996年8月に初めて生体移植を行ってから脳死と合わせて300例目となりました。

スキーシーズンに向けリフト設置
7日は二十四節気のひとつ立冬暦の上ではもう冬です。岡山県鏡野町にあるスキー場ではリフトの取り付けが始まりました。リフトの取り付けが始まったのは岡山県鏡野町の恩原高原スキー場です。このうち3つの滑走コースがあるパノラマゲレンデではスキー場を管理する公社の職員が作業にあたり、重さがおよそ80キロあるペアリフトを専用の工具を使って取り付けていきました。スキー場では昨シーズンのスキー客が過去5年で最高のおよそ7万4千人だったことから今年も恵みの雪を期待しています。恩原高原スキー場では8日までに338基のリフトが取り付けられ来月23日にスキー場開きが行われます。

巨大地震想定し災害警備訓練
南海トラフを震源とする巨大地震の発生を想定した大規模な災害警備訓練が7日、瀬戸内市で行われました。訓練は中四国9つの県警で構成する広域緊急援助隊が自衛隊や消防などと合同で行ったもので南海トラフを震源とする巨大地震が発生し岡山県内で震度6強を観測したという想定です。訓練には約650人が参加し、隊員たちが特殊な工具を使って土砂に埋まった車に閉じこめられた人を救助したり検視官が遺体の検視を行うなどしました。また東日本大震災でも活躍した警視庁の警察犬も参加。倒壊した家屋に残された人を正確に探し出していました。広域緊急援助隊は阪神大震災をふまえて設置されたチームで、中四国では毎年持ち回りで合同の訓練を行っています。