蓄電池駆動電車:14年春から営業運転 栃木の烏山線で
毎日新聞 2012年11月06日 21時32分(最終更新 11月06日 21時55分)
蓄電池駆動電車の実用化に取り組んできたJR東日本は6日、14年春から栃木県の烏山(からすやま)線宝積寺(ほうしゃくじ)−烏山間と東北線宇都宮−宝積寺間の計34.1キロで営業運転を開始すると発表した。現行の車両と比べ二酸化炭素(CO2)を60%削減し、騒音も出ないことから環境に優しい電車として注目されてきた。
最高速度は100キロで定員は131〜134人。電化されている東北線区間11.7キロは通常の電車と同じように架線からの電力で走行し、非電化の烏山線区間22.4キロは車両の下に搭載したリチウムイオン蓄電池に蓄えた電力で走る。終点の烏山駅に充電設備を整備する。
当初は1編成2両で運行を開始し、最終的に4編成を投入する。【斎藤正利】