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2012年11月7日(水) 19:45 |
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アート通して戦争と岡山空襲伝える
岡山県内各地を会場に今月3日から、芸術イベント「岡山芸術回廊」が開かれています。 これにあわせ、岡山市北区のギャラリーでは、アートを通して戦争と岡山空襲について伝えていこうという作品展が始まりました。
戦時中大切にされていたものがアートになって甦ります。 「出石町の家」と題された作品展は、岡山空襲の被害を免れた旧家を利用したギャラリーで開かれています。 作品を手掛けたのは、20年近くにわたって戦争をテーマにした作品に取り組む、津山市の現代アート作家・太田三郎さんです。 弁当箱の中の切手には、制作日である建国記念の日の日付が刻印され、傷つけられた時間を癒すかのように、当時よく使われていた傷薬の赤チンで日の丸が描かれています。 表紙と序文を残してページが取り去られた本は、戦死した学徒兵の手記「きけわだつみのこえ」です。 ページの切れ端一つ一つが作品をかたちづくり、届くことのなかった心の叫びや、全てを飲み込む戦争そのものを現しています。 この作品展は、今月11日まで岡山市北区出石町のアートスペース油亀で開かれます。
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