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事件
【尼崎事件・顔写真取り違え検証】15媒体が掲載、放映
産経新聞が新聞・通信社やテレビ局、週刊誌など20媒体に問い合わせた結果、15媒体が問題の顔写真を掲載・放映したと答えた。本人確認の方法については13媒体が回答。いずれも複数回のチェックを重ねたと答えた。
各社に先駆けて10月19日夕方のニュースで放映した読売テレビの総合広報部は「提供者以外にも複数の人物に写真を見せて確認し判断した」と説明した。
共同通信は23日午後6時半ごろから地方紙など加盟社56社に配信。うち30社以上が使用した。共同通信は2月、大分県の女児遺体遺棄事件で別人の写真を誤って配信、新たに確認ガイドラインを作成していた。
同社の検証記事によると、美代子容疑者と面識のある人物らに写真を示して確認。「分からない」「現在の姿と似ていない」との話もあったが、本人だとする証言の信憑性が高いと判断したという。
一方、朝日新聞は同じ顔写真を入手しながら使用しなかった。広報部によると、美代子容疑者の知人ら10人以上に確認。半数以上が「印象が違う」などと否定し、「間違いない」と話す人はわずかだったため、「確証が得られないと判断した」としている。
◇
写真使用をめぐる各社の対応
【使用した社】
毎日新聞、読売新聞、共同通信、NHK、毎日放送、朝日放送、関西テレビ、読売テレビ、テレビ大阪、週刊朝日、サンデー毎日、週刊文春、週刊新潮、週刊ポスト、フライデー
【使用の主な理由】
美代子容疑者を知る複数の関係者に確認した
複数人に確認し、明確に否定する人がいなかった
【使用しなかった社】
産経新聞大阪本社、朝日新聞、日経新聞、神戸新聞、時事通信、週刊現代
【不使用の主な理由】
複数人に取材したが確証が得られなかった
美代子容疑者を法廷で直接見たことのある記者が「似てない」と説明
※産経新聞東京本社版は、共同通信の配信写真を使用
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