事件【尼崎事件・顔写真取り違え検証】15媒体が掲載、放映2012.11.7 22:41

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【尼崎事件・顔写真取り違え検証】
15媒体が掲載、放映

2012.11.7 22:41

 産経新聞が新聞・通信社やテレビ局、週刊誌など20媒体に問い合わせた結果、15媒体が問題の顔写真を掲載・放映したと答えた。本人確認の方法については13媒体が回答。いずれも複数回のチェックを重ねたと答えた。

 各社に先駆けて10月19日夕方のニュースで放映した読売テレビの総合広報部は「提供者以外にも複数の人物に写真を見せて確認し判断した」と説明した。

 共同通信は23日午後6時半ごろから地方紙など加盟社56社に配信。うち30社以上が使用した。共同通信は2月、大分県の女児遺体遺棄事件で別人の写真を誤って配信、新たに確認ガイドラインを作成していた。

 同社の検証記事によると、美代子容疑者と面識のある人物らに写真を示して確認。「分からない」「現在の姿と似ていない」との話もあったが、本人だとする証言の信憑性が高いと判断したという。

 一方、朝日新聞は同じ顔写真を入手しながら使用しなかった。広報部によると、美代子容疑者の知人ら10人以上に確認。半数以上が「印象が違う」などと否定し、「間違いない」と話す人はわずかだったため、「確証が得られないと判断した」としている。

     ◇

写真使用をめぐる各社の対応

 【使用した社】

 毎日新聞、読売新聞、共同通信、NHK、毎日放送、朝日放送、関西テレビ、読売テレビ、テレビ大阪、週刊朝日、サンデー毎日、週刊文春、週刊新潮、週刊ポスト、フライデー

 【使用の主な理由】

 美代子容疑者を知る複数の関係者に確認した

 複数人に確認し、明確に否定する人がいなかった

 【使用しなかった社】

 産経新聞大阪本社、朝日新聞、日経新聞、神戸新聞、時事通信、週刊現代

 【不使用の主な理由】

 複数人に取材したが確証が得られなかった

 美代子容疑者を法廷で直接見たことのある記者が「似てない」と説明

※産経新聞東京本社版は、共同通信の配信写真を使用

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