トップページ文化・エンタメニュース一覧30年間の歴代ナンバー1は「世界にひとつ…」
ニュース詳細

30年間の歴代ナンバー1は「世界にひとつ…」
11月5日 19時58分

この30年で最も歌われたり聞かれたりした楽曲を、著作権収入から見るランキングが、5日、発表されました。
1位になった曲は、「オンリーワン」の歌詞で知られる「世界に一つだけの花」で、歌謡曲や演歌など多くのヒット曲を抑え、発表から僅か10年でトップとなりました。

JASRAC=日本音楽著作権協会は、CDや音楽配信の売り上げ、それにカラオケなどを通じて、毎年、著作権収入の上位の曲を表彰していますが、ことしは、事業を始めて30年になることから、この期間の実績を集計し、上位30曲を、5日、東京で発表しました。それによりますと、1位は、人気グループの「SMAP」などが歌う「世界に一つだけの花」でした。作詞と作曲を槇原敬之さんが手がけて、平成14年に発表され、「NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one」という歌詞が、幅広い世代に共感を呼び、大ヒットしました。
CDや音楽配信、カラオケなど、多くの分野でそれぞれ売り上げを伸ばし、発表から僅か10年でトップとなりました。
表彰式では、SMAPのメンバーの稲垣吾郎さんが、楽曲の著作権を持っている音楽出版社の社長のメッセージを代読し、「これからも『世界に一つだけの花』は、SMAPが心を込め、大切に歌い続けていきますので、もっともっとこれまで以上に、たくさんの方々の心に届くことを願っております」とあいさつしました。
2位は、昭和57年に発表された、五木ひろしさんと木の実ナナさんが歌う「居酒屋」。
3位は、昭和56年に都はるみさんと宮崎雅さんの歌で発表された「ふたりの大阪」でした。
いずれもカラオケのデュエット曲として、流行に左右されず、30年の間、根強い人気を集め続けた結果とみられています。
JASRACでは、「CDの売り上げが減少する一方、最近はネットでの音楽配信をはじめ、映画やDVD、それにパチンコやゲームなど、音楽の利用が多様化している。ランキングでは、こうした音楽事情を反映した曲が上位に入っている」と話しています。

上位10曲

JASRACが発表したこの30年間のランキングのうち、上位10曲は以下の通りです。複数のアーティストが歌っている曲もありますが、JASRACの発表内容通り、主なアーティストのみでご紹介します。
▽1位・SMAPの「世界に一つだけの花」。
▽2位・五木ひろしさんと木の実ナナさんの「居酒屋」。
▽3位・都はるみさんと宮崎雅さんの「ふたりの大阪」。
▽4位・人気アニメの「エヴァンゲリオンBGM」。
▽5位・夏川りみさんの「涙そうそう」。
▽6位・サザンオールスターズの「TSUNAMI」。
▽7位・美空ひばりさんの「川の流れのように」。
▽8位・浜圭介さんと桂銀淑さんの「北空港」。
▽9位・尾崎豊さんの「ILOVEYOU」。
▽10位・吉幾三さんの「酒よ」。

[関連ニュース]
このページの先頭へ