November 7, 2012

負けた、、、

私は非常に楽観的に観ていたのだが、とても信じ難い。アメリカがこんなにもリベラルだったとは、、

いまは冷静な分析はできないのでこれだけ。仕事は休んでやけ食いする。

November 7, 2012, 現時間 9:30 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 4, 2012

ベンガジゲート、食い違うCIA公式発表と現場警備隊員たちの証言

ベンガジ事件についてはだんまりを決め込んでいたオバマ政権だが、次々にフォックニュースによって報道されるニュースにたまりかねたのか、CIAはフォックスを除くよりすぐった報道陣を集めて事件当日のタイムラインを説明するに至った。しかし公式発表によるタイムラインは現場にいたアメリカやイギリの警備隊員たちの話とだいぶ食い違っており、どうも解らない事ばかりである。

公式発表によると、領事館にはアネックスと呼ばれる別棟があったが、ここは領事館警備にあたるCIA工作員たちの事務所であり、領事館が襲撃を受けた数分後には、ここから救助隊が領事館に向ったとしている。そしてフォックスニュースが報道するような、領事館からの救援要請に警備隊員に待機命令を出したなどということは全くないと主張。

午後9時40分、アネックスは領事館から襲撃を知らせる電話を受ける。6人組のCIA工作員は25分以内に出動した。この25分間の間、チームは重武器を取得しようとしたが叶わず、チームはスティーブンス大使と他のアメリカ人職員の居所を探そうと、領事館に入ったとたんに敵から猛攻撃を受けた。

しかし、現場にいた多々の警備隊員たちは、公式発表のタイムラインはおかしいという。地元民警備隊の責任者、ブルーマウンテンセキュリティーの部長によると、彼は携帯でベンガジの同僚にその一時間前に電話連絡をし、別棟のCIA事務所にも9時40分よりずっと以前に連絡を入れたという。また、襲撃のある3時間以上前から、武装した民兵が領事館付近に集まって来ていたという。

また別の警備隊員も、9時40分以前に現場の様子が危険な状態になってきていることは誰がみても明らかだったという。

とすると、領事館を守るのが仕事のはずのCIA職員たちは9時40分よりずっと以前に領事館の回りに集まり始めた民兵達の姿に気がついていたはず。ならばに領事館から連絡を待つまでもなく、即座に大使及び職員達を避難させることができたはずだ。少なくともその準備くらいはしていたはず。それなのになぜ10時過ぎまで出動しなかったのだろうか?

午後11時11分。非武装の米軍無人視察飛行機到着。この機はリビアの他の場所での任務からベンガジへと迂回された。

ベンガジにいた米英の数々の証人がフォックスニュースにリビア特にベンガジには武装無人飛行機がいくらもあったという。無人飛行機のみならずF-18やAC-130といった戦闘機及びヘリコプターがいくらも即座に出動できる距離に存在していたというのだ。CIA報道官はそのような事実はないと否定している。

午後11時30分。行方不明のスティーブンス大使を除きすべての領事館職員を救出し別棟に移動させる。別棟も攻撃を受けるが90分に渡る激しい撃ち合いの末、襲撃者たちは退散した。

午前一時頃、トリポリから6人組のCIA警備隊がベンガジに到着する。トリポリ大使館はベンガジ職員らをトリポリに避難させる航空機をチャーターしていた。殺された二人はトリポリ大使館から派遣されたCIA職員だった。

しかし地元の米英警備員らは、何故トリポリの警備隊が派遣されたのかと首をひねる。領事館襲撃の際、最初に救援に当たる隊はイタリアの隊であり、距離的にはトリポリと変わらないという。また、米軍に頼らなくても英軍がもっと近距離に待機しており、アメリカからの依頼があれば即座に出動出来る状態にあったという。

この他にも、ベンガジ付近には領事館救出に当たれる資源はいくらもあったにも拘らず、なぜか遠方で専門外のトリポリの民間人が救助に起用されたのである。

また、国内においても、テロ攻撃があった場合にすぐさま招集されるべきテロ対策部Counterterrorism Security Group (CSG) がホワイトハウスに呼び出されなかったという事実がある。テロ対策部ならどこにどの隊が待機しているか、どういう場合にはどういう隊を出動させることが出来るか熟知しており、今回のように現場の警備員たちが首をひねるような混乱は避けられたはずなのである。

何故オバマ王はテロ対策のプロの参謀を仰がなかったのか。その答えは簡単だ。

オバマ王はすでにアメリカ国民にアルカイダテロリストは完全破壊されたと豪語していた。そのアルカイダのグループがアメリカ領事館を襲ったなどとオバマ王は認めるわけにはいかなかったのだ。だからあえてテロ専門でもなく軍隊でもない大使館のCIA警備隊を招集したのである。

オバマの自尊心を守るために4人のアメリカ人が犠牲になったのだ。こんなことは断じて許されてはならない。

November 4, 2012, 現時間 6:00 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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ハリケーンサンディがオバマのカトリーナにならない理由

読者諸氏はすでにアメリカ東海岸を襲った大型ハリケーンサンディの被害についてはお聞きのことと思う。

直撃の米国の死者110人に、なお260万戸停電

2012.11.4 14:16

ボランティアから暖かい食事を受け取る被災者=3日、ニューヨーク(AP)

 ハリケーン「サンディ」によるニューヨーク州など米国での死者数は、ロイター通信などによると、3日までに少なくとも110人に達した。米東部に向かう前にハイチなどカリブ海諸国でも69人が死亡している。

 ニューヨーク、ニュージャージー両州を中心に260万戸で引き続き停電。週末にかけて米東部に寒気が到来、停電により暖房がない家庭も多いことから、当局は被害拡大に神経をとがらせている。

 米国の死者の死因は、倒木によるものや溺死、低体温症など。(共同)

ハリケーンによる被害がこれだけ広範囲でひどいものであるなら、米メディアが公平なジャーナリストの集まりなら、ブッシュ時代のハリケーンカトリーナと比較されるはずだが、ハリケーンサンディに対するオバマの行動に関する記事がほとんどみあたらないのは何故か。

もしもオバマがブッシュに比べて敏速で行き渡った対策を取っていたら、左翼リベラルメディアはそれに焦点をあてているはず。ブッシュに比べてオバマはこんなに被害者の面倒をみていると大々的に報道するはずだ。それがハリケーンサンディとオバマに関する記事が全く見当たらないということは、裏をかえせばオバマは何もしていないという証拠だ。左翼リベラルメディアはそれを指摘したくないからオバマのハリケーン無対策に関する報道を避けているのである。

共和党候補のロムニーは、ハリケーンの翌日の選挙運動は自粛すると公表。計画されていた選挙ラリーをサンディ被害救出募金運動にと切り替え、集まった人々からの献金をすべて救済費に当てただけでなく、自ら飲料水などの運搬に協力した。

それに比べてオバマ王は、被災地のニュージャージーとニューヨークにちらっと顔を見せて写真だけ撮って、その脚でラスベガスの献金ラリーに向った。

で、大きな政府が国民を守ると言い張っているオバマ政権の連邦政府が運営する緊急事態管理庁(FEMA)の対応はといえば、FEMAによる救済品が被災地に届いたのは、ロムニー陣営が集めて届けた緊急品がニュージャージーに届いたのと同じ日だった。しかも一週間後の金曜日、FEMAの必需品は底を付き、水や食品の供給は明日の月曜日まで出来ない状態だという。

ハリケーンサンディがアメリカ東海岸を上陸することは一週間以上も前から予報されていたことで、その被害は充分に予測がついていたはずである。ならばなぜFEMAは充分な用意をしていなかっのか。ブッシュの準備周到なカトリーナ対策を散々批判していたメディアが、もっとひどい状況にあるサンディではオバマ批判を全くしていない。

確かにカトリーナでは死者が多くでたが、それは波が堤防を超えたからであって、それが充分に予測されていたのに、ブッシュ大統領の推薦を無視して地元民主党知事が地元民の強制避難を発令しなかったことが原因だった。地元の失態で起きた被害を、連邦政府としては出来る限りのことをしたブッシュが責任を問われて叩かれたのは非常に不当なことだった。

だが、FEMAは連邦政府の管轄である。ニューヨークやニュージャージーでのFEMAの失態はオバマ政権の失態である。にもかかわらず主流メディアは全くオバマ批判をしていない。被災地そっちのけで選挙運動に余念がないオバマを全く責めない。

連邦政府なんぞには任せておけないと、保守派ラジオトークショーのグレンベックやヒュー・ヒューイットなどが率先してキリスト教会などの慈善事業団体と協力して必需品を被災地に届けている。こういう時に立ち上がるのは左翼リベラルが常に悪者扱いする保守派と相場は決まっている。

カトリーナでは不当にブッシュ大統領を責めたメディア。サンディでは不当にオバマをかばうメディア。

だが、国民はそんな嘘に騙されるだろうか? 11月6日にそれがはっきりするだろう。

November 4, 2012, 現時間 9:41 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

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November 3, 2012

アップデート&バンプ:民主党の選挙違反とロムニー支持派への暴力事件あいつぐ

アップデートあり〜!

左翼リベラルや民主党は何かというと保守派や共和党が市民に暴力を煽っているというが、実は何かにつけて反対派に対して違法行為をしたりオンラインなどで脅迫状を送ったり実際に暴力沙汰に走るのは決まって民主党側である。アップデート:選挙当日までオバマ支持派によるロムニー支持派への悪質な嫌がらせや、あからさまな選挙違反がある度にこのエントリーを更新し再新にバンプすることにした。新しい記事はこちらを参照

私はロムニー支持だが、ロムニー&ライアン、のバンパーステッカーを車に張る勇気はない。なぜならば、そんなことをすれば、オバマ支持派のチンピラどもに車を傷つけられること必定だからである。

それでミスター苺がロムニーのサインを表庭に建てたてた時も、「え〜やめてよ〜、ここは全国でも真っ青々のカリフォルニアよ〜、窓ガラスとか割られたらどうするの!」しかしミスター苺はオバマ政権下でも言論の自由のために闘わねばならないと頑固である。

ウィスコンシン州においてショーン・ケズィー(Sean Kedzie)さん22歳は、自分の家の前庭でなにやら音がするので外に出てみると、二人の若い男がケズィーさんがたてたロムニー&ライアンサインを抜き取っているのを目撃。ケズィーさんがそれを止めさせようとしたところ、反対に二人の男に襲いかかられ、首を締められ頭や顔を殴る蹴るなどの暴行を受けて重傷を負った。ケズィーさんはウィスコンシン州上院議員(共和)の息子だったため、即座に大ニュースになった。

またフロリダ州では、72歳になるウィリアム・オーバーベイさんという元ベトナム軍人の庭でも、建ててあったロムニー&ライアンサインのみならず、一緒に建ててあった星条旗などが何者かに燃やされ、芝生の庭やドライブウェイに「オバマ4エバー」とチョークで落書きが残されていたという。オーバーベイさんは、自分が言論の自由を守るために外地で闘ったのに、国内でこんな言論弾圧をする人間がいるのは情けないと語っている。

民主党による選挙違反は悪名たかいので、全国各地において選挙権のない人間による投票を防ぐため、投票場で顔写真入りの身分証明書を提示することを義務づける州が増えているが、この常識的な行為を裁判所に訴えてまで阻止しようとし、リベラル裁判官によって勝訴しているケースが多々ある。わがカリフォルニアもそのひとつ。

身分証明書が必要ないなら、違法移民でも他人に成り代わって投票しても区別がつかない。同一人物が投票状各地を回って数回にわたって投票してもわからない。こういうあやふやな投票が民主党運動員によって多くされているため、共和党が勝つためにはその程度の違反の票など問題にならないほど圧勝しなければならないのである。だから共和と民主が接戦状態にあるところは共和に取って非常に不利である。

民主党の言い分は身分証明書提示強制は人種差別だと言う。何故かと言うと低所得者で特に黒人の間で身分証明書を所持しない人間が多いからだというのだ。

はっきり言って、最近はスーパーでワイン一本買うのでさえ、身分証明書の提示を要求されるこの時代に、選挙の投票所で身分証明提示をするのが人種差別だというのは全くおかしな話だ。

私はアメリカに来て一ヶ月以内に身分証明書を取得した。運転が出来なかったので、近所のDMVに行って免許ではない単なる身分証明書を発行してもらったのである。書類に必要事項を書き込んで列にならんで30分もしないうちに発行してもらえた。私は外国から来たばかりで仕事もしていない18〜9歳の人間だった。そんな人間がいとも簡単に出してもらえる身分証明書を貧乏だから黒人だから所持していないなんてのは言い訳にならない。DMVまで出かけて行くバス賃も持っていないというのも信じ難い。

第一、その程度の努力をする気もない人間がなんで選挙で投票しようなんて気になるのか、と私はききたいね。そんな人間は民主も共和も知らないに違いないし、ましてや候補者が誰なのかさえしらないだろうと思う。ということは、誰々に投票したら酒を奢ってやるとか言われてのこのこ民主党のバスにでも乗って投票場に連れて行ってもらうのがオチだろう。だから民主党は身分証明提示に心底反対なのである。

あと10日に迫った今回の選挙でも民主党による膨大な選挙違反が予測される。共和党が勝つためには圧倒的勝利をめざすしかない。言論弾圧と国民コントロールを最終目的にする民主党に政権を渡してはならない! 

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November 3, 2012, 現時間 5:49 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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で、大統領選挙戦はどんな塩梅かね

カカシ注:塩梅(あんばい):物事のぐあい・ようす。

というわけで、オバマ対ロムニーの大統領選はどういう具合になってるのかという話をしよう。プロの世論調査専門家のマイケル・ボローンはロムニー楽勝と予測している。

読者諸君はご存知の通り、アメリカの大統領選挙は直接選挙ではない。国民は各州においてどちらかの候補に票を入れる投票人を選ぶのである。各州でその投票人の数(エレクトレート)が指定されているので、国民の何人がどちらの候補に投票したかではなく、全国でどちらの候補にどれだけの投票人の数が集まったかで結果が決まる。

カリフォルニアの場合、圧倒的多数でオバマが選ばれるはずなので、カリフォルニアの投票は全部オバマに行く。テキサスのようにロムニー勝利間違いない州はすべてロムニー行き。であるから、どちらが優勢かがはっきりしている州はあまり問題にならないし、選挙運動も活発にはされない。

戦場(バトルグラウンド)となる州は、選挙によって共和になったり民主になったりするスイングステートと呼ばれるどっちつかずの州。こういう州ではどちらの候補も選挙運動に余念がない。支持率に関してはミスター苺もプロ並みの分析を参照してみると、、、

スイングと言われていたフロリダ、ノースカロライナ、そしてバージニアはどうやらロムニーに行きそうだ。すでにロムニー寄りと言われる州が確実だとすれば、合計248票がロムニーに行く事になる。

先ずはオハイオ州の18票。ロムニーがオハイオを取れれば、すでに266票。最低必要な270票にほぼ手が届く状態。どっちつかずの他の州のひとつでもロムニーが取ればオバマは負ける。オバマがオハイオを取れなければ、他のどの州も負けられないのだ。

ではオハイオの世論調査はどうなっているのかというと、リアルクリアポリティクスの平均でオバマが2.1%優勢。だがこの程度は誤差の範囲。この平均には民主党世論調査 (PPP)の43対35の民主優勢が含まれているが、この調査では調査対象の民主支持者が共和支持者より8%も多く、女性が男性より8%多い。それを考慮にいれて調整すると、オバマの優勢はたったの1.9%でこれも誤差の範囲。

平均に含まれるラスマスン、シンシナティインクワイアー/オハイオニュース、など他の6の世論調査では、それぞれオバマの優勢率は誤差の範囲以下である。

となると確実にオバマ優勢としているのは、CNN/オピニオンリサーチの+4%とタイムマガジンの+5%。ただし、これは民主党の投票者数が共和党を上回るという想定のもとにされている。

マイケル・ボローンによると、これらの世論調査は2008年の投票率を基盤にしているが、今年は民主より共和登録者の方が選挙に積極的であり、民主登録者が前回のような数で投票するかどうか疑わしいという。といったことを考慮に入れるとオハイオは今のところ引き分けである。

10月3日にはじまった三回にわたるオバマ対ロムニーの討論会で、主流メディアは最初のロムニー圧勝以外は、二回ともオバマが得点勝ちしたと報道していたが、なぜかオハイオ州では討論会の度にロムニー支持が上がっている。討論会前までオバマが+7で優勢だったのが、今や+1.9%。明らかにロムニーのほうに勢いがついている。

次はウィスコンシン州。こちらも競り合いだ。ということはどちらの登録者が多く投票場にでかけていくかで結果は決まる。どちらの支持者のほうが奮起しているかは計りようがないが、2008年のオバマ支持者の熱狂度が今年も同じようにあるとは誰も思っていないはず。

この間のスコット・ウォーカー知事及び共和党議員全体の弾劾選挙では、共和党が圧勝。ウィスコンシン州はよもや民主党寄りとは言えない。同州でも討論前と後ではオバマ支持が+11.5から現在の+2。5まで落ちている。

最後にアイオア州。ラスマスンの同点からウィアスクアメリカのオバマ+3、グラヴィスのオバマ+4、PPPはロムニー+1。いちばん変なのはマリストのオバマ+8。平均するとオバマ+2.3。最高と最低を切り捨てて調整するとその差はオバマ+1.8。

大抵の場合、選挙前の世論調査は結果に比べると民主党優勢と出るのが普通。それでもこの程度の差しかないというのは、実際にはオバマはかなりの危機に陥っているといえる。本来なら選挙を数日後に控えた今の段階で、現役大統領は+7も+8も優勢でなければならないはず。

この調子だと、ロムニーがよっぽどの失態を犯さない限り、この選挙はロムニーが十分に勝てる状況にあるといえる。

カリフォルニア州民の私には投票では何の影響力もないが、応援だけは声高に言わせてもらおう。

頑張れロムニー!頑張れ共和党上下議員候補たちよ!

ふれ〜ふれ〜共和党!!!

November 3, 2012, 現時間 1:59 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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ベンガジで何がおきたのか、オバマ王は説明すべき

先日、友達のフェイスブックのページでトムというどっかの左翼リベラルとちょっとした口論をした。きっかけは私が左翼リベラル偏向メディアがベンガジ事件を完全無視していることをどう思うか、と友達のウォールに書いたのに対し、別の人間がNYの911事件はブッシュ時代に起きたが、ブッシュが事情がわかるまで黙ってろと国民に言った時メディアは何もしなかったと書いて来た。その後会話はこんなふうに進んだ。

カカシ:ご冗談でしょ。ブッシュ政権時代、どんなささいなことでもメディアは毎日毎日執拗にブッシュを叩いていた。ところがベンガジのことについては完全な沈黙を守っている。

トム:ベンガジみたいな何でもないことをフォックスニュースは大騒ぎしすぎる。メディアは捜査が済むまで黙っているべき。

カカシ:4人のアメリカ人が殺されたことが何でもないこと?

トム:イラクで殺された何千というアメリカ人やイラク人を思えば、ブッシュが戦争犯罪者として起訴されていないのに、ベンガジなんか何でも無い事だ。捜査が終わればオバマは公表する。それを待てばいい。

カカシ:前政権とベンガジ問題は関係がない。私はメディアの現政権に対する扱いを批判しているのだ。事件当日オバマが何時何処で何を何故したのかメディアは追求すべきだ。

トム:メディアのダブルスタンダードには呆れる。ブッシュは何をしても責められなかったのに、オバマはささいなことで散々叩かれている。

とここまできて、私はこりゃ駄目だわ,と思った。いや、このトムという人間がベンガジの話をしているのに無関係なブッシュ前大統領を持ち出した時からこんな会話は不毛だと思ったが、本気でブッシュに比べてオバマがメディアから不当に扱われていると信じているとしたら、彼は別の世界どころか別の次元に生きてるとしか言いようがない。

ところで、オバマの言う「捜査」なのだが、実際に捜査がされているというのも疑わしいだけでなく、オバマが自分の行動を説明するのにいったいどういう捜査が必要なのか不思議だ。

我々が知りたいのは大きく分けて三つの点だ。


  1. 事件前数週間にわたる治安の悪化に対して、度重なる大使からの要請を拒否して警備強化をしなかったのは何故か。

  2. 事件当日、いったいどのような対策がどのような理由で取られたのか。特に多大なるテロ攻撃に対してたった7人の軽武装のCIA救助隊を地上から派遣しただけで、空げき援助など軍隊出動をしなかったのは何故か。

  3. 事件後、事件勃発数時間後にすでにアルカイダ系テロリストの襲撃と解っていたのに、オバマ政権が二週間に渡り反モハメッドビデオに誘発された勃発的な暴徒による犯行だと発表したのは何故か。捜査中だと言われる現場が軍やCIAによって封鎖されもせず、略奪可能な放ったらかし状態になっているのは何故か。

事件がおきてもう二ヶ月が経とうとしている。にもかかわらず、なにをきいても捜査中と言うだけで、いったいどういう捜査がされているのかさえ公表されていない。不利な情報はすくなくとも選挙が終わるまで隠蔽しておきたいというオバマ政権の意図が見え見えである。

November 3, 2012, 現時間 9:18 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 28, 2012

リビア米領事館襲撃について沈黙を守る左翼リベラルメディア

日曜日の朝のテレビ番組は、政治評論や分析と決まっているが、主流ネットワークのどの局もリビア米領事館に関する新情報の報道を完全無視した。かろうじてCBSのボブ・シェイファーがゲストに突っ込んだ質問をした程度。有線でもフォックスニュースを除いてどこの局も沈黙状態。その他の局では、よしんば問題が取り上げられたとしても、それはゲストによるもので、それをなんとか司会者が振り切ろうとした程度に終わっている。

各局のこの事件の扱い方をみてみよう。

NBC: ミートザプレス司会デイビッド・グレゴリー
ベンガジ事件完全無視。ゲストのカーリー・フィオリナが取り上げようとしたのを司会のグレゴリーが「それについてはのちほど」と言って遮ったきりで、その話題は打ち切り。

ABC: ジスウィーク司会ジョージ・ステファノポリス
ゲストのニュート・ギングリッチがベンガジ問題を持ち出したが、司会のステファノポリスは世論調査に話を剃らせた。

CNN: ステートオブザネイション司会キャンディ・クローリー
ベンガジ問題は共和党会長ラインス・プレビス(Reince Priebus)とバージニア州知事ボブ・マクドネルによって二回ほど取り上げられたが、クローリーは独自には取り上げず、世論調査と選挙に話題を絞った。

CBS: フェイスザネイション司会ボブ・シェイファー
ベンガジ問題は上院議員のジョン・マケインとシカゴ現市長のオバマ元チーフスタッフのラーム・エマニュエルとの会話のなかで取り上げられた。シェイファーは政権による意図的な隠蔽があったと思うかとマケイン議員に質問。マケイン議員は隠蔽もしくは「最悪の不手際」だと答えた。無人偵察機による現場の映像に関する話題においてシェイファーはエマニュエルがホワイトハウスに居た場合どのように応対したかという質問について、エマニュエルは質問にこたえずオバマ政権の外交政策を賞賛するに留まった。

FOX: フォックスニュースサンデー司会クリス・ワラス
ベンガジ問題は最初ウィスコンシン代表ロン・ジョンソン(共和)上院議員によって取り上げられた。ワラスはそれについては後ほど取り上げるつもりだとし、実際に後で取り上げた。ワラスはコロラド代表マーク・ウダル(民主)上院議員に対しベンガジ問題について質問したところ、ウダル議員はロムニー陣営が問題を政治目的に使っていると批判。それに対してワラスはこれは正当な政治問題であるとし、ベンガジ上空を飛んでいた無人偵察機は武装されていたのかどうかと質問。ウダル議員は直接答えることを数回拒否。それ以上のコメントはしなかった。ワラスはその後もパネル討論においてベンガジ問題を主題として取り上げた。

私のフェイスブックの友達で、アメリカのメディアは左翼リベラルなんかじゃないと言い張る人が居るのだが、このベンガジ事件完全無視状態をいったいどう説明するのだろう?これがブッシュ前大統領時代に起きていたら毎日どの局でもこの話で独占されていたこと間違い無しだ。無論ブッシュ政権時代ならこんな事件は起き得なかったわけだが。

October 28, 2012, 現時間 7:20 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 27, 2012

リビア領事館襲撃、現場からの度重なる援軍要請を無視したオバマ政権

リビアの米領事館襲撃の詳細が明らかになるにつれ、襲撃当初、現場のアメリカ職員からの度重なる援軍要請が拒絶されていたことがわかった。

このマーク・スタインの記事によると、特別部隊の戦闘機が現地から500マイルにも満たない南イタリアに待機されていた。出動されていれば二時間もしないで飛べる距離である。すくなくとも最初の二から三時間に渡っては、まだ誰も殺されていなかった。この時点で空からの援軍が送られていれば、領事館の誰も殺されずに済んだ可能性はほぼ100%なのだ。にもかかわらず援軍は出動されなかった。シール隊のグレン・ドハーティとタイローン・ウッズは圧倒的な数の敵を相手に一晩中闘って果てたのである。

問題なのは誰の決断で現場の援軍要請が拒否されたのかということなのだが、CIA報道官は、CIA内部において援軍を拒否した事実はないと、はっきりペトラエウス局長の決断ではなかったことを表明している。

CIA局長より権限のある人といえば、ホワイトハウスのオバマ王しかいない。いったいオバマは何故必死の援軍要請を拒否しアメリカ大使及び職員やシールメンバー達を見殺しにしたのだろうか。

マーク・スタインは、その理由は簡単。ホワイトハウスはすでにアルカイダにとってはどうでもいい存在になっていた単なる象徴であるビン・ラデンを殺したことで対テロ戦争は決着がついたと自慢していた。

ブッシュ前大統領が出来なかった、イラクとアフガニスタン戦争の集結、そしてビン・ラデン退治、をオバマ政権外交の偉業としてオバマも副大統領のバイデンも演説の度に自慢していたのである。

それが911同時多発テロの記念日に何の問題も起きていないはずのリビアで米軍対テロリストの戦闘行為などが起きれば、これまでのオバマ外交政策の失態が完全に暴露されることになる。オバマ政権としてはそんなことは許せないことだったのだ。

だから、事件後も、ホワイトハウスはこの襲撃は反モハメッドのユートゥーブビデオに怒った暴徒による突発的な襲撃であり、テロリストによる計画的なものではなかったと、二週間近くも主張し続けていたのである。

殉職したタイ・ウッズの父親チャールスは、「(空撃援軍があれば、一時間以内に事は沈着していた。アメリカ人の命は救われていた。7時間にも渡って圧倒的優勢な力と闘って,私の息子はホワイトハウスの決断の犠牲にされたのだ。」とその無念さを語っている。

October 27, 2012, 現時間 9:13 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 24, 2012

オバマが勝ったはずの米討論会最終回。ロムニー支持高騰をどう説明するのか

日本のNHKのオバマ偏向報道についてこの間も書いたばかりなのだが、昨晩のオバマ対ロムニーの討論会において、左翼リベラルメディアは一斉にオバマが勝ったと報道している。怠慢な日本のNHKも独自の取材もせずにアメリカ左翼メディアの焼き直しでこんなことを書いている。

米大統領選の最終討論会、オバマ大統領勝利との見方優勢

オバマ大統領はスタート直後から攻めの姿勢で、ロムニー氏が提案している中東・ロシアに関する外交政策を批判。米軍の艦船を増やすべきと主張するロムニー氏の考えは冷戦時代に逆戻りするものだと指摘し、「馬や銃剣だって減らしている」とロムニー氏に語りかけ、同氏の世界観が時代遅れであるとの皮肉を込めた。

また、ロシアが米国の「地政学上の敵」だとしたロムニー候補の発言を取り上げ、時代に逆行していると批判。「冷戦は20年前に終わった」にもかかわらず、ロムニー候補は「1980年代の外交政策に回帰しようとしているようだ」とさらに皮肉った。

これに対してロムニー候補は、オバマ大統領の中東・北アフリカ政策は、アルカイダの脅威が再び台頭するのを阻止できていない、との見方を示した。

ロムニー氏は「私を攻撃することがアジェンダではない。私を攻撃しても、中東に関する課題の解決にはつながらない」と語気を強めた。

ロムニー候補はまた、自身が以前、イランの核問題が米国にとって最大の安全保障上のリスクだと述べたことをあらためて指摘した。

最近の世論調査で上昇した支持率を脅かす恐れのある過ちを犯したくないロムニー氏は、オバマ氏の攻勢に反撃しない場面も見られ、これがオバマ氏が勝利したと受け止められる結果につながった可能性がある。

ロムニー氏は、低迷する米経済の再生を選挙公約の中核に位置付けており、たびたび議論を経済問題へと戻し、米国の国家安全保障は強い経済次第だとも強調した。

同氏は、討論会の終わりに「(オバマ)大統領を選べば、2000万人が失業し、良い職に就くのに苦労する。私は1200万人の雇用を創出する」と述べた。

私はこの討論を生中継で観ていたが、オバマは明らかに第二回目の討論会でロムニーが途中で遮られたリビアのベンガーズィ領事館襲撃について突っ込んで来るものと踏んでいたのだろう。現に討論会の最初の質問は領事館攻撃についてだった。ところがロムニーはその質問について、細かい事件にひとつひとつについて語るのではなくオバマ王による全体的な外交姿勢について話をしたい、と言って最初の質問をかわしてしまった。

二人の表情は画面を半々に割ったスプリットスクリーンで写されていたため、その答えを聞いたオバマ王の顔は慌てふためいていた。あきらかにオバマ王は領事館襲撃がテロ攻撃だったことを自分が国民に即座に報告したとかいうタイムラインを用意してロムニーは嘘つきだと攻撃する計画だったのだ。

軍隊を強化すべきだというロムニーの主張に、軍艦ばかり増やしてみても意味がない。などとまるで子供をお説教するような相手を侮辱した態度は、意地の悪い左翼リベラルを喜ばせたかもしれないが、造船所を頼りにしているメイン州やミシシッピ州や海軍で持っているバージニア州などをオバマが足蹴にしていることがあきらかになった。特にバージニア州はトスアップといって、民主にも共和にも転ぶ州なのに、オバマがバージニア州を見捨てたことがはっきりしたわけだ。

ところで討論会の直後、米海兵隊から海兵隊は今でも「馬や銃剣」を使っているとクレームがついた。また船の数にしてもだ、オバマ時代になって新しい護衛艦の造船は差し止めになった。最後の護衛艦はすでに完了しそれっきりなのである。ミシシッピ州のパスカグラやメインのバスアイアンワーク造船所では新しい軍艦を作る予定がないため、造船所の職員はリストラもしくは転職を余儀なくされている。

オバマによるとアメリカ海軍は新しい戦略を取っているためこれ以上の軍艦は必要ない、いやそれどころかもっと減らしてもいいと言うが、本当にそうなのだろうか?

ここ2〜3年で起きた中東のアラブの春といわれるイスラム過激派台頭の状況において、レーガンやブッシュ大統領だったら、地中海に艦隊のひとつや二つは送り込み日夜パトロールをしていたに違いない。だからリビアであのような騒動が起きたとしても、いち早く空母感から戦闘機が発進され空から襲撃者を威嚇するなり、海軍シール隊を送り込み大使及び領事館職員を救出するなり出来たはずなのである。

ビング・ウエスト防衛省元長官は、F18一機も発進されていれば、このような悲劇は食い止められたはずだという。

だが9時間に渡る襲撃の間、オバマ政権は電話や無人偵察機の中継などで現場で何が起きているかを察知していながら、援軍をおくるどころか単に指をくわえて我が国の大使と外交官達が虐殺されるのを傍観していたのである。

なぜそんなことになったのかといえば、事件が起きた今年の9月11日、アメリカの艦隊は地中海とはほど遠い場所にいたからである。世界の海を守るだけの艦隊をアメリカは所持していないから地中海のパトロールまで手が回らなかったのである。(無論最近のアラブの動乱を考えたら、地中海こそ一番重要視されるべきだと考えるのが常識だが。)

いくら空母艦や潜水艦の技術が発達しても、空母艦を守る護衛艦の数が足りなければ、世界中の海をアメリカ海軍がパトロールすることは不可能なのだ。ある程度の絶対数は必要なのである。そのことをオバマは全く理解していないのだ。

NHKの記事の中にもあるが、オバマによるせこい個人攻撃に対して、ロムニーは直接答えず『私を責めてみても問題は解決しない』と二回ほど繰り返した。最初の討論の時にオバマはロムニーの顔を直視せずに下ばかり向いていたと批判されたことを反省して、今回は逆にロムニーの顔を真正面から観ていたのはいいが、それが逆にロムニーを睨み付けているようで、せこいちんぴらがガンを付けているような印象を受けた。

それに対してロムニーは始終笑顔で相手の攻撃を軽くかわしていた。もしアメリカ内政について全く無知な人がこの対決をみたら、ロムニーが大統領でオバマが挑戦者だと思ったに違いない。

今回の討論におけるロムニーの作戦は、ひとつひとつの質問に答えることではなく、全体的にオバマの外交政策が大失敗しているということを主張すると供に、ロムニーには強いアメリカを再建する、そのためにはアメリカの経済を建て直すことが必要なのだ、という大きな目標を掲げることにあった。そして同時に自分がいかに大統領として貫禄があるかということを有権者に印象づけることにあった。そのどちらについてもロムニーは成功したと私は思う。

問題なのは、ひとつひとつの討論に得点勝ちすることではない。最終的な目的は討論を通じていかに自分が時期大統領に適しているかということを有権者に理解させることにある。

ロムニーの支持率が討論ごとに確実に上がっていることから観て、ロムニーの作戦は成功していると言えるだろう。

アップデート:カカシのブログを紹介してくてるアゴラ言論プラットフォームというサイトを見つけたので、一部転載する。

米国大統領選挙もあと二週間に迫りました。一国のリーダーを決める日程がはっきりわかるのはいいですね。来年8月末の任期満了までの間のいつか、というように衆議院の総選挙がいつになるかわからない日本とは隔絶の感がある。大統領選挙の討論会も最後の3回目が行われ、直後の世論調査ではオバマ大統領がやや巻き返したようです。

この「In te Strawberry Field」は、共和党支持の在米日本人女性のブログなんだが、オバマ優勢、と報じる日本メディアの偏向ぶりに憤っています。米国内の雰囲気の変化は明らかにロムニー優位なのに、記者が自分の目や耳で確かめないから現状分析できていない、というわけ。

一方、こっちの「My Big Apple」というブログでは、今回の討論会に限ればロムニー氏の古色蒼然とした軍事観を「馬の数で戦争の勝ち負けは決まらないんだぜ」と揶揄したオバマ大統領の勝利、と書いている。ロムニー氏のは失言、というほどじゃなかったと思うんだが、印象というのは怖いモンです。いずれにせよ拮抗状態なのは間違いありません。

アップデート2:オバマの発言とは裏腹に、米軍において馬や銃剣の数は減るどころか増えているという事実がある。

October 24, 2012, 現時間 8:47 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 21, 2012

日本の母から「オバマが優勢なんだってね」と言われて知った日本の偏向報道

日本に住む実家の母と昨晩長電話をしていて、母から「オバマさんが優勢なんですってね、ニュースで観たわよ。」と言われてびっくりしてしまった。ニュースはNHKしか観ない母の言う事だからしょうがないが、いったい日本のメディアはアメリカの選挙戦をどのように報道しているのだろう?

というわけでNHKの報道を探してみたら、こんなのが出て来た。題してオバマ大統領やや優勢に

アメリカ大統領選挙の投票が3週間後に迫った16日、第2回テレビ討論会がニューヨーク州で開かれ、前回の討論会で精彩を欠いたオバマ大統領が攻めの姿勢を貫き、討論をやや優位に進めました。(略)

今回、現場で取材していて強く感じたのは、オバマ大統領の今回の討論会にかける意気込みでした。
私たち報道陣は、討論会の会場のすぐ隣りに設けられているメディアセンターを拠点にして取材しました。メディアセンターには、討論会が始まる前から、オバマ大統領の特訓の相手役を務めたケリー上院議員が姿を見せました。

ほかにも、いつもは決してメディアへの対応がよいとはいえないオバマ陣営の幹部が、ひっきりなしに姿を見せ、オバマ大統領の主張を繰り返し説明していました。

大統領選挙のテレビ討論会では、通常、討論会の終了後、陣営の幹部たちが報道陣に自分たちの主張を説明します。しかし、今回のように討論会が始まる前から多数の陣営幹部が報道陣に主張を訴えるのは極めて異例の対応です。このことだけでも、オバマ大統領の置かれていた厳しい立場が想像できました。

米メディアの評価は?
2回目のテレビ討論会について、アメリカの主要なメディアはおおむね、オバマ大統領がやや優勢だったと伝えました。
CNNテレビがテレビ討論会の内容について直後に実施した世論調査によりますと、「討論会でどちらの候補者が勝ったと思うか」という質問に対して、▽オバマ大統領と答えた人は46%、▽ロムニー候補と答えた人は39%でした。

海外取材する多くの報道陣にとって問題なのは、記者たちは常に他国や現地記者やメディア報道官に囲まれていて、実際に一般市民の声を聞こうとする姿勢が見えないということだ。

以前にイラク戦争の真っ最中にイラク米大使の演説についてイラクブロガーの書いた記事で読んで知っていたのに、現場にいた米記者が大使は演説もしないでアメリカに逃げ帰ったという記事を読んで激怒したことがある。なんでアメリカにいる零細ブロガーのカカシが知っていることをイラク現地にいるプロジャーナリストが知らないのだと。

このNHKの樺沢一朗記者も討論会の会場でのオバマプロパガンダやCNN記事の焼き直しを報道するだけではなく、別のメディアや一般市民の意見を自分の脚で歩いて取材していたら、オバマ優勢なんてアホみたいな報道は出来なかったはずだ。

例えば、討論直後フォックスニュースが行った2008年にオバマに投票した人々を対象に行ったフォーカスグループの座談会で、ロムニーが圧勝したことなど、NHKは完全無視している。

また選挙戦の多社による世論調査を統計しているリアルクリアポリティクスでもずっと劣勢だったロムニーが第二回討論会後ついにオバマと同率に並ぶという結果を発表している。

添付した記事のグラフを観てもらえればわかるが、青がオバマで赤がロムニー。オバマ大統領は現職で知名度はロムニーよりもずっと高いので、最初のうちはロムニー支持が低いのは当然。だが、選挙が迫ってロムニーへの注目度が高まるにつれ、ロムニー支持率が上がっていることに注目されたし。

米メディアやそれを鵜呑みにしているNHKが言うように、第二回討論会でオバマが優勢だったというなら、何故その直後にロムニーの支持率が上がるのか、是非樺沢一朗記者に説明してもらいたいものだ。

NHKともあろうものが、高い金だして特派員をアメリカに送り込むなら、他社の報道を焼き直しするような記事を書くな!自分の脚で歩いて独自の取材をしろ!それこそNHKは国民から視聴費を無理矢理巻き上げてるんだから、そのくらいの責任はあるはずだ。

October 21, 2012, 現時間 10:31 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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エジプトへ女性記者を派遣するな!度重なる女性記者への集団暴行、今度はフランス女性記者が襲われる

2011年にアメリカのCBS女性記者ララ・ローガンがエジプトのタリヒール広場での集会を取材中に集団暴行を受けた話はもう有名だが、その後も同じく2011年、やはりタヒリ広場で取材中のフランス人女性記者カロライン・シンズ、エジプト系アメリカ人記者モナ・エルタハウィ、今年の6月にも同じくタヒリ広場で今度はイギリス人女性記者ナターシャ・スミス22歳がローガンと全く同じように集団暴行を受けるという事件が起きている。

そして昨日(10/19/12)今度はフランス人記者ソーニャ・ドリディ24歳(Sonia Dridi )がタヒリ広場でひどい暴行を受けたとフランス24テレビは報道している。

「傷ついたというより怖かった」とドリディは土曜日、自分のツイッターページに書いている。イギリス人の記者について「昨晩広場で私を守ってくれたアシュラフさんに感謝しています。暴徒はもの凄い勢いでした。彼のおかげで解きは放れた暴徒の手から逃れることができました。」

ドリディの同僚で一緒に取材をしていたアシュラフ・カーリルによると、取材中に暴徒たちが二人の回りに集まり襲いかかった。アシュラフはドリディを両手で顔と顔をつけてしっかり抱きしめ集団の手から彼女を守ったという。30分ほどの攻撃だったが、もっと長く感じられたという。

二人はなんとか鉄のドアがあるファーストフードの店に逃れ、やっとの思いで車に乗って命からがら脱出した。どさくさにまぎれて彼らの身の回り品が奪い取られた。

いったい何度うら若き女性記者達が身体を引きちぎられるようなひどい目に合えば、西洋メディアは学ぶのだ?エジプトへ女性記者を送るな!少なくとも熱気づいた野蛮な男どもが集まるところへボディガードも付けずに金髪美人女性を送り込む事の愚かさを学べ!このアホ!

私は犠牲者を責めたくはない。どんな人でもこんなひどい目にあって自業自得だなどというつもりはない。だが、グリズリー熊の生息地にライフルも持たずにのこのこ出かけて行って、グリズリーに食い殺されたら、やはりどうしてそんなところへ丸腰で出かけていったんだ、殺された側にも責任があるのではないか、と問いたくなるのは当然である。

皮肉にもフランスに基盤を置く国境のない記者達(RSF))が去年の11月にエジプトに女性記者を送らない方がいいという勧告を発表して、ジャーナリストの間から男女差別だと非常なバックラッシュを受け、その声明を撤回し訂正したことがある。

その時にもカカシは今回と同じことを書いた。明らかにタヒリ広場にあつまる野蛮人たちは人間ではない。奴らはメスを見れば襲いかかるサカリのついた野生動物と同じだ。そんな奴らに道徳だの礼儀など説いてもまるで意味がない。西側のくだらないフェミニズムを振り回して、何人の女性達を犠牲にすれば気が済むのか?そんな場所と知っていてうら若き美女たちを送り込む西洋メディアの行為こそ女性虐待ではないか、男尊女卑ではないか!

私は仕事柄中東での仕事をする可能性が多少ある。同じ部の同僚達がバハレーンやサウジアラビアやトルコに結構行っている。だが私は上司に私はアメリカ市民であり、女性であり、東洋人種であることなどを考慮に入れて、絶対にイスラム圏への出張はしないと断言している。

女性であることだけでも危ないのに、反米の中東でアメリカ市民権を持っていることや、東南アジア系の労働者を奴隷扱いしているサウジなどで、私は公平で正当な扱いを受けるとは思えない。やたらに外出したりすればどんな目に合わされるかわかったものではない。そんな場所に仕事だからといって派遣されても私は絶対に行かない。それを拒絶して解雇されたり降格されたりしたら女性差別で職場を訴えるくらいの覚悟はある。私は海軍シールチームのメンバーじゃないんだからね。

西洋、いや世界の女性記者達よ!どれだけエジプトの状況が特ダネにつながると思っても、エジプトに丸腰で行かないでほしい。とくにタヒリ広場に金髪を翻してカメラマンと二人キリで取材なんて愚かな真似はしないでほしい!

もう二度とタヒリ広場で女性記者が集団暴行に遭ったなんて話は聞きたくない。

October 21, 2012, 現時間 7:32 AM | コメント (4) | トラックバック (0)

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October 19, 2012

リビア米領事館襲撃の責任は誰にあるのか

ネットアクセスがほとんどない一週間をカリブ海のとあるリゾートで過ごしていたカカシである。といっても別に休暇を取っていたわけではない。これも仕事なのだ(夜はホテルでビールをガバのみしたけどね)。さて、なぜかウェッブサーチがほとんど出来ない状況であったにもかかわらず、メールだけは読めたので、ミスター苺が毎日のように2〜3ページのニュースと彼の分析を送ってくれた。それでリビアで起きた米領事館襲撃の真相を現場にいた職員からの証言など色々読む事が出来た。

先日クリントン国務長官はリビアの米領事館襲撃は「私の責任」だと発表したが、責任を取るというなら辞任するのが筋ではないか?「私の責任」といって真実を闇から闇に葬るなら何の責任にもなっていない。

問題なのは、オバマ政権は米領事館襲撃を反モハメッドのユートゥーブビデオに腹を立てた暴徒による突発的な暴動の結果だったと事件後二週間に渡って言い続けていたことだ。その嘘が通らなくなって来ると、今度は捜査中で事情がはっきりしないから何とも言えないとか、言っていたが、実際には事件後24時間以内にCIAは国務庁とホワイトハウスに襲撃がアルカイダによるテロ攻撃であったことを報告していた。

ではなぜ、オバマ政権は911記念日に起きた襲撃の真相を即座に国民に発表しなかったのか。事件前後のオバマの対応には非常な問題があり、オバマにはその質問についてきちんと答える義務がある。

少なくともクリントン国務長官が「私の責任」というからには、どこに落ち度があったのか、どうしてそういうことになったのか、はっきり説明してもらいたい。

ところで、オハイオ大学で行われたオバマ応援会の集会に集まった学生達に、保守派グループのジャーナリストたちが「この間のリビアはベンガズィにおける米領事館襲撃に関するオバマの対応をどう思うか」という質問をしたところ、断固オバマ支持と熱烈に語る学生達お多くが、「ベンガズィ?何それ?」「へ、しらない」「スティーブンソン領事?知らない」と答えていて笑ってしまうどころか、呆れてしまった。オバマはこういう無知な有権者に頼るしかないのかね。

それにしても政治集会に集まる人たちが、これだけ時勢の出来事に無頓着で居られるというのは、なんとも情けない話、、、

October 19, 2012, 現時間 11:46 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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留守番中の12歳の少女、強盗に発砲

本日の銃による正当防衛のニュースはオクラホマ州はブライアン郡での出来事

12歳の少女が強盗に発砲して見事に身を守ったという話。

この少女は一人で留守番をしている家に、見知らぬ男がドアベルを鳴らすのをきいた。少女がこたえないと、男は裏庭に回り、勝手口のドアを蹴破って入って来た。少女はとっさに携帯で母親に電話をすると、母親は銃を持って自分の部屋に隠れ、警察を呼びなさいと指導。

少女は言われた通り銃を持って部屋の中から警察を呼んだ。

母親は即座に自宅へ向ったが、母親が自宅に着いた時にはすでに、警察が家の回りを取り囲み,強盗は逮捕されていた。

少女によると、男は勝手口から家に侵入。家中をかき回しながら、少女のいる子供部屋にはいろうとした。そこで少女は男が部屋のドアを開けようとしたところを、ドア越しに発砲。男はあわてて外へ飛び出したが、その場で駆けつけた警察に取り押さえられた。

残念ながら男の怪我は大した事はなく、一応病院に運ばれたがその日のうちに解放されそのまま刑務所へ。

少女に怪我はなかった。

アップデート:

ちょうどこの記事を書き終わったところで、子供の健康に良い家庭は銃の無い家庭であるという左翼リベラル小児科医師らによるリポートの記事を読んだ。はっきり言って医師は医学についてだけ論文を書くべきなのであって、分野の違う犯罪学はそちらの専門家に任せてほしいもんだ。

October 19, 2012, 現時間 10:42 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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大統領選討論会二回目直後ロムニー人気が急上昇、評論家はオバマに軍牌を上げたのに

カカシ注:この時期はどうも出張が多くてゆっくり大統領選の討論会など観ている暇はない。しかし、こういうことは常にしっかり観ているミスター苺が色々感想を書いてくれたので、本日はそちらを掲載する。

有権者が信じられる変革
ミスター苺著

俺は、この間の討論会について、面白いパターンが出来上がっていることに気づいた。

  • 討論会を観た弁護士やジャーナリストたちは(右よりなら)失望したようで、ひいき目に観てもせいぜい引き分け、どちらかと言えばオバマが得点勝ちしたというのが一般的な見方のようだ。

(右翼系ブロガーの)ヒンダーレイカー(弁護士)やミランゴフ(ジャーナリスト)やそこまで過激ではないがスコット・ジョンソン(弁護士)とか、もっと過激なベルダー(弁護士)なんかはその部類だ。 (フォックスニュースの)ブリット・ヒュームにしろ政治評論家のチャールス・クラウトハンマースも同意見で、無論左翼メディアのアイドルたちは皆自分らの候補が圧勝したと心から信じて疑わない。これは弁護士にしろメディアトークショーホストにしろ、対抗することを職業にしているからで、相手との討論で適応するより勝つことにより価値を見いだす傾向があるからなんじゃないかと思う。そういう見方をすれば先日の討論ではオバマが勝ったと解釈できるのだろう。(略)

  • だが、法律とかジャーナリズムなどには関わりのない 歴史家や医師や手に職を持つ人や銀行員や専業主婦といった人たちは、ミット・ロムニーの方をより高く評価している。

これはもしかすると、弁護士は討論を法廷における法的な弁論として見ることから、どれだけたくみに前例や権威を駆使して相手側の証拠を正式な記録として残すのを阻止し、どれだけ自分らに都合のいいように裁判官に陪審員を指導させることができるかで、勝ち負けを評価するからなのかもしれない。

だが、俺たち一般市民は全く違う角度から観ている。俺たちが観たいのは、候補者の真剣さ、誠実さ、思いやり、信頼性、未来への希望的な見解、指導者としての貫禄といったものだ。流暢な口ぶりや攻撃性や威圧的な態度なんか興味ない。俺たちは何百回と流されたコマーシャルで聞き飽きた政治スローガンの暗唱にも感服しない。俺たちには敗北主義や似非意欲なんか焼き過ぎのバーベキューみたいに食べる前から嗅ぎ付けられる。

一般人は今の時点から次の時点にどうやって進むのかという計画のある候補者を求めると思う。俺たち一般人が求めているのは、具体的な計画を横道にそれずに説明し、可能性のある計画を退屈で難しい証明なんかで誤摩化したりせず、俺たちには想像出来ない俺たちの生活が逆立ちするような過激な変革じゃなくて、俺たちが理解できる信じられる変革を唱えることのできる候補者だ。

そうだとすれば、相手と対立し対抗することを職業とする人たちは、同意や礼節を重視し議論や対立を避けようとする、ごく一般的な職場で働くひとたちとでは、全く違う討論を観たと言えるのかもしれない。

October 19, 2012, 現時間 9:23 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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