(cache) “仲間入り”特訓チンパンジー 伊豆シャボテン公園のJ太郎 - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  伊東市の伊豆シャボテン公園にこのほど、2歳のオスのチンパンジー「J太郎」が仲間入りした。J太郎は秋田の動物園に生まれたが、集団生活になじめず、同公園で群れに慣れる訓練が行われることになった。 J太郎は平成17年11月、秋田市大森山動物園で生まれた。母親が38歳の高齢で授乳ができずに人工保育で育てられた。1歳の時に4頭との生活を試みたが、ほかのチンパンジーに警戒心を示し、頭をかきむしるなどストレスが見られ、同居を中止。1カ月後に別の2頭と同居させたが、オスのチンパンジーにかまれて右腕を負傷し、群れに入る訓練に取り組むために同公園に引き取られた。 伊豆シャボテン公園では、ショーに登場する知能の高いメスのチンパンジーがいることから3年後に秋田に帰すことを条件にJ太郎を迎えた。J太郎は大人のチンパンジーは怖がっているが、メスのアスカ(7歳)とはじゃれ合うなど親しみを持ち始めた。飼育担当者はJ太郎とスキンシップを図りながら、交流を見守っている。 堤秀世名誉園長は「相性が良さそうなのは母性本能のあるメス。うまく行けば1年ぐらいで群れに慣れるのでは」と話している。 J太郎は夏休み期間中の午前9時半、午後2時10分に公開される。
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      【静岡新聞】