西友が会見 うその証明書発行で謝罪

11月6日 13時24分

薬剤師でなくても一部の医薬品が販売できる登録販売者の資格試験を巡り、大手スーパーの西友が、従業員に受験資格を満たすとするうその証明書を発行していた問題で、西友は６日、記者会見し、発行を受けたのは２８２人に上ることを明らかにしたうえで謝罪しました。

この問題は、薬剤師でなくても一部の医薬品を販売できる登録販売者の資格試験を巡り、大手スーパーの西友が、受験に必要な実務経験がない従業員に受験資格を満たすとするうその証明書を発行していたものです。
西友は６日午前、記者会見を開き、これまで４年間に証明書を発行した３５２人のうち、全国１９都道府県の２８２人は実務経験が不足していたことを明らかにしました。このうち２００人が試験に合格し、８月末の時点で１０１人が店舗で医薬品の販売に携わっていたということで、西友では全員を別の職場に異動させたとしています。
原因については、店舗からうその内容の申請書類が提出されていて、実務経験の内容を詳しく調べる適正な体制が整備されていなかったため、チェックできなかったと説明しています。
記者会見した金山亮執行役員は、「お客様をはじめ関係者にご迷惑をおかけし、深くおわびします。外部の専門家を含めた調査チームを作って客観的な調査を行い、再発防止を徹底したい」と述べ、謝罪しました。