「応じざる、おえない」って?
ニュースを聞いていて、ん? 今、「応じざる、おえない」って言わなかったかぁ〜、しかも、「応じざる、を、えない」ではなくて、はっきり「応じざる、おえない」って聞こえたなぁ〜と思って、その翌日、たまたま同じ人が、今度は「疑いを持たざるを、おえないですね」と言ったので、あ〜、やっぱりぃと思いました。
人はだれでも、一つや二つや三つや四つ、どこかでひょいと間違えて覚えてしまっている言葉があるものです。また、頭で分かっていても、どうしてもそう言ってしまうとか、正しく書くことはできるのに、口で言うと正しい表現ができないとか、いろいろです。
私は表記辞典に従って「応じざるをえない」と書きますが、「応じざるを得ない」もよく見かけますし、公用文は「応じざるを得ない」です。「応じざるを得ない」が分かっていれば「おうじざるを、えない」ですが、そこがあやふやだと「おうじざる、おえない」となってしまうこともありますね。「おえない」って、「終えない」「負えない」「追えない」、3とおりもありますよ。
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