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【愛知】

岡崎女子大の新設不認可撤回を 大村知事

 大村知事は五日の定例会見で、岡崎市の岡崎女子大学など三大学の新設を田中真紀子文部科学相が認可しなかったことに「裁量権の逸脱だ。すみやかに撤回し、謝罪した上で新設を認可すべきだ」と怒りをあらわにした。「大学側と連携し、できるだけ早く文科省に行く」と話し、国や与党に抗議する方針を示した。主な知事発言とやりとりは次の通り。

 不認可の話を聞いた時は耳を疑いました。やっちゃいけないことだと思いますよ。岡崎女子大の新設は、岡崎女子短大が四年制大学に移行しようと三年前から文科省と相談してやってきた。校舎改修や備品購入に二億七千万円を充て、教員十二人の内定も決めている。

 審議会が、新設が適当だと答申したにもかかわらず、田中大臣が突如としてねじ曲げた。裁量権の逸脱ですよ。四年制になることを見込んで、四月に編入しようと思っていた岡崎女子短大の学生の進路が閉ざされる。憤りを感じます。

 −同様に大学の新設が認められなかった他の県とも連携するか。

 秋田県、北海道と連絡を取りたい。一緒に行動することになると思う。撤回させますから。見ててほしい。

 −田中文科相を政治家としてどう評価しているか。

 はっきりとものを言う愛すべきキャラクターだと思いますけど、今回は子どもたちに関することだから。引いてもらわないかん。(そうしないと)大臣も大変なことになる。国会もどうなるか知らんぞ、これ。

 −田中文科相は、審議会のメンバーの多くを大学関係者が占めていることを問題視している。

 これから変えていけばいいじゃない。メンバーの入れ替えをすればいい。四月開学に向け準備が進んでいるものを止めるのは裁量権の逸脱だ。

 −中京都構想を議論する中京独立戦略本部の次回会合はいつか。

 県と名古屋市の十二月議会の日程を見ながら、十二月中旬ぐらいで日程調整している。あんまり年末じゃいかんもんだから。

 (内田康)

 

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