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“理科が苦手”教員予定者に講習
11月5日 10時54分

“理科が苦手”教員予定者に講習
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小学校の教員になる学生の多くが、理科の指導に苦手意識を持っていることから、東京都教育委員会は、実験や動物の観察方法を教える講習会を初めて開くことになりました。

「ゆとり教育」からの転換を目指して昨年度から本格的に実施が始まった、新たな学習指導要領では、実験や観察を通して子どもたちに理科への興味を持ってもらうことが求められています。
しかし、東京都教育委員会が去年、小学校の教員になる予定の学生に聞き取り調査をしたところ、理科の指導に苦手意識を持つ人が多くいました。
このため、都の教育委員会は、来年春から公立小学校の教員になる予定の学生を対象に、実験や動物の観察方法を教える講習会を、来月から開くことになりました。
このうち、2日間にわたる実験の講習会は、ガスバーナーや顕微鏡などの器具の基本的な使い方のほか、発電や天体観測の方法などが教えられます。
また、動物を観察する講習会は多摩動物公園で行われ、動物園の職員から昆虫の飼育のしかたや動物の骨格について学ぶということです。
東京都教育委員会は、教員の指導力が向上することで、理科を好きになる児童が増えることを期待していると話しています。

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