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2012-11-06 22:12:37

Shine〜第二話~

テーマ:ブログ
ハピオにて、ランダム連載の物語☆「Shine」[みんな:01]
今までのお話はこちら↓

~第一話~

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~第二話~






夜。「Shine」の文字が輝く小さなカフェに、のんは自転車を停めた。
扉を押すと、今日もカランコロンという少しレトロな鈴の音が心地よく迎えてくれる。
「イェイ!」
「イェイ!じゃないよー!遅いよ、のん!」
オレンジの間接照明がこぼれる店内は少し狭くて、まるで自分の家に帰ってきたような気分になる。すぐ目の前に見えるカウンターで、みぃはお菓子を食べていた。「ごめんごめん」と謝りながら、のんの右手は無意識にお菓子へと伸びる。そんな様子を見て呆れながら笑うみぃの隣に、のんは腰をおろした。
「お!のんお疲れー!あの後大丈夫だった?」
そう言ってカウンターの裏側からひょこっと顔を出したのは、エプロン姿のちぃ。この「Shine」というカフェは、ちぃの実家が営むお店なのだ。ちぃが母親の手伝いを始めてカウンターに立ち始めた時から、みぃとのんは毎日のようにここに集まっている。
「撒いたよー。私逃げ足は早いんだ!」
「知ってる!」
のんもちぃもみぃも、三人でいるこの時間が大好きだった。
「ちぃ達は大丈夫だったの?」
のんが、ちぃに入れてもらったトマトジュースを口にすると、みぃがため息をもらした。
「それがさー、聞いてくれるー?」
「なに、どうしたの?」
「逃げてたら高杉あきとはぐれてさ、うちら二人は大丈夫だったんだけど…高杉あきのこと助け出せなかったんだっ…」
みぃの言葉にちぃも不安な顔を浮かべ、
「なんかどんどん厳しくなるよね、取り締まり…」
と肩を落とした。こうして集まってお菓子を食べながら話す時間はとても楽しかったが、それよりもっと楽しい時間があることを、三人はよく知っている。
このカフェの名前「Shine」。これは三人を説明するのに外せない名前である。というのも、三人が「Shine」そのものなのだ。
出会いは数年前に遡る。三人はそれぞれ夢をみて小さな芸能事務所に入った。最初は同じ事務所に所属する仲間だったのが、いつの間にか一緒にいる時間が増え、自分たちでアイドルユニットを組んだときには、事務所は三人の勢いを止められなかった。それが、Shine。小さなライブハウスで、他のユニットと合同のライブをしながら少しづつファンを増やしていく日々。三人ともそれぞれ、バラエティや映画、グラビアの仕事もしていたが、Shineでの活動は特別なものだった。直接ファンと触れ合い、Shineの活動の幅が広がっていくのをみんなで喜び合う心地良さは、他では決して味わえないものなのだ。それがまさかこんな簡単に奪われてしまうとは、あの時誰が予想できただろうか。アイドル活動で生計をたてていた芸能事務所は次々に倒産。Shineが所属していた事務所もそのひとつだった。
「あー、ライブしたいよー!」
「みぃ最近そればっかり」
「だってしたいんだもん。二人もでしょ?」
「そりゃあ、もちろん。ねぇ、のん」
「めっちゃしたいねー!元気かな、みんな」
「Twitterとかも最近あんまり呟かなくなっちゃったしねー」
「せめてネット上だけでも会話できたらいいのに」
「Shineだよーって公言した瞬間にさよならだけどね」
のんがちぃの手首を掴み、ふざけて怖い顔をする。その隣でみぃが吹き出した。
「あはは!変な顔!」
「笑いすぎ!これ警察のマネだから!」
のんがさらにふざけると、ちぃも負けじと身を乗り出した。
「えー、こんなじゃない?」
「ちぃのそれ、マネとかじゃなくてもうただの変な顔じゃん!」
三人がそれぞれ変な顔をしあっていると、カランコロンと音がして涼しい風が通り抜けた。
「なに、その顔」
三人が振り向くと、女の子が二人笑顔を浮かべている。
「おー!れもん!あんず!久しぶりじゃん!」
大きな瞳で幼い顔立ちをしたれもん。肩より少し長い黒髪と大人びた雰囲気が印象的なあんず。この二人は、Shineと共によくライブをしていた「果汁100パーセント」というユニットだ。取り締まりが厳しくなってから暫く会ってなかった仲間との再会に、Shineの三人は歓喜の声をあげた。
「久しぶりー!元気だったー?」
「元気だよー!三人とも相変わらずだねー」
「れもんも相変わらずフワフワしてんなぁ!」
「えー。してないよ~!」
「ちぃ。ここの席座っていい?」
「どこでも座っちゃって~」
ちぃの言葉に、あんずはカウンターすぐ横のテーブル席に腰掛けた。それに付いていくように、れもんもちょこんと座る。
「二人ってやっぱりカップルみたいだよね」
のんの言葉にみぃも頷く。
「わかる。あんずが男らしいもん」
「ぜんっぜん嬉しくないんだけど、それ」
「褒め言葉だよ、あんず君!」
「おい!」
あんずは突っ込みながらも楽しそうに笑っていた。
「そういえば、高杉あき捕まったね。ニュース見てびっくりしちゃった」
「えっ…」
あんずの言葉に三人は顔を見合わせた。
「あれ?知らなかった?テレビでめっちゃやってたよ。ねぇ、れもん」
「うん。びっくりしたー」
「捕まったのは高杉あきだけ?」
ちぃが聞くと、れもんが「うん」とツインテールを揺らした。
「そっか…」
肩を落とすちぃとみぃの手を握り、のんは話を変えるように口を開いた。
「ていうか、どうしたの今日は。まさかそれだけ伝えにきた訳じゃないよね?」
あんずは「まさか」と笑い、少し真剣な目をした。
「実はね」
姿勢を正し、れもんの顔を見るあんず。れもんが笑顔で頷いたのを確認すると、再び口を開いた。
「私たち…正式にデビューするかもしれない」
店内に響いたその言葉は、一瞬時を止めた。




つづく。







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