東日本大震災:がれき広域処理、巡回パネル展 多気などで始まる /三重
毎日新聞 2012年11月07日 地方版
東日本大震災で発生したがれきの広域処理の必要性を知ってもらうため、県は6日、多気町役場と県伊賀庁舎(伊賀市)で巡回パネル展を始めた。今後、県内10カ所で順次開く。
県は8月、環境省から岩手県久慈市の可燃物2000トンの受け入れ協力要請を受けた。伊賀、名張市でつくる伊賀南部環境衛生組合と、多気町が住民説明会を開くなどしているが、住民の理解が十分得られていない。県は10月に県庁と名張市役所でパネル展を開いたが、さらに9市1町で巡回展示することにした。
パネル展では、大震災で発生したがれき量や、久慈市のがれきの放射性物質濃度などを示すパネルをはじめ、鈴木英敬知事と、同市の山内隆文市長のメッセージ、環境省からの協力要請文書の拡大写真など9点を展示している。多気町は8日、県伊賀庁舎は9日まで。【田中功一】
その後の開催日程、場所は次の通り。
▽12〜16日、県熊野庁舎と県伊勢庁舎▽19〜22日、いなべ市北勢庁舎と県尾鷲庁舎▽21〜27日、志摩市役所▽26〜29日、県松阪庁舎と県四日市庁舎▽12月17〜25日、津市のアスト津
〔三重版〕