2012年 11月 6日
拳銃型のおもちゃ向けた容疑で逮捕
6日午前、高松市で男が並走する車を拳銃の様なもので脅し走り去りました。警察は先ほど脅迫の疑いで21歳の男を逮捕し犯行に使ったのは拳銃の形をしたおもちゃと分かりました。午前9時40分頃、高松市鹿角町の国道193号線で男が並走中の52歳の男性に拳銃の様なものを突き付けた上、発射音を鳴らして脅しました。男はそのまま走り去り警察が周辺の道路を通行止めにして発砲の跡が無いか調べるとともに緊急配備して行方を追いました。警察は男性が覚えていた車のナンバーと車種から男を割り出し、拳銃の形をしたおもちゃを持っていた高松市香川町のとび職、加藤拓也容疑者(21)を脅迫の疑いで先ほど逮捕しました。取り調べに対し加藤容疑者は撃ったことは認めていますが男性に向けた訳ではないと容疑を一部否認しているということです。

振り込め詐欺を想定した訓練
今月は警察による振り込め詐欺撲滅の強化月間です。全国一斉に被害を未然に防ぐための訓練が行われました。このうち岡山市北区のトマト銀行本店でも行員や警察官ら約30人が参加し訓練が行われました。訓練では被害者に扮した女性が息子をかたる男性から指示され窓口で100万円を振り込もうとします。しかし行員が不審に思い事情を聞きます。行員の判断で被害を未然に防ぐことができました。岡山県では今年に入って9月末までに振り込め詐欺の被害が44件発生していて去年の同じ時期に比べ24件増えています。依然として高齢者が被害に遭うケースが目立っていて警察では対策を紹介したチラシを配るなどして注意を呼びかることにしています。

高校生がテンペ入りチーズの商品開発
岡山市の高校生が大豆の発酵食品テンペと、チーズをコラボレーションした商品を開発しました。開発したのは、大豆を発酵させた食品テンペをチーズに混ぜたテンペチーズです。岡山市北区の高松農業高校では、10年ほど前から栄養価の高いテンペに注目し、活用法の研究などを授業に取り入れていて、当時在学していた生徒や在校生あわせて約15人が開発を手がけました。チーズにテンペを混ぜることで、テンペのアミノ酸が作用しチーズにコクと旨みが生まれ、数ヶ月寝かせた熟成チーズに近い味になるということです。研究の成果は特許も取得しています。今回開発した商品は、1袋180グラムで1000円。商品化に協力した岡山市北区の福谷チーズ工房で今月10日から販売されます。

ヨシエビの放流
瀬戸内海でとれる高級なエビヨシエビを増やそうと岡山市東区の吉井川河口で地元の幼稚園児がヨシエビの子どもを放流しました。放流されたのは生まれて3か月、体長2センチほどのヨシエビの子ども約21万匹です。ヨシエビは岡山の郷土料理「まつりずし」などに使われる高級なエビで古くから児島湾の周辺で漁が行われています。放流は地元の漁協や岡山市がヨシエビの数を増やそうと毎年この時期に行っているもので西大寺南幼稚園の園児たちがバケツに入れられたヨシエビの子どもを丁寧に海に放していきました。放流されたヨシエビは1年後には体長15センチほどに育つということです。