電気自動車は普通のクルマより高い、と思っている人が多い。しかし。意外や意外。エネルギーコストまで含めて考えれば普通のクルマより安いのだ。以下、計算してみたい。まずリーフの価格から。車両価格は補助金を使えば『X』グレードで299万円。装備内容も相当充実してます。
私のリーフ
充電場所や走行可能距離の表示までしてくれるナビゲーションシステムや、高価なLEDヘッドライト、アルミホイール、サイドエアバッグまで付く。『プリウス』で言えば252万円の『Sツーリングセレクション』に、30万8700円する工場オプションのナビを加えたようなもの。
何と! リーフXとプリウスSツーリングセレクションの価格差は約17万円ということになる。ここからが本題。走行1万km毎に必要なエネルギーコストは、リッター20km走るプリウスで7万3千円。方やリーフだと昼間の電力を使っても4万3千円(電費7km/kWh。電力30円/kWhで計算)。
これまた私のプリウス
つまり1万km走る度に3万円もリーフの方が安いのだ。いや、リーフなら無料で充電出来る場所も少なくない(私は半分以上無料で充電してます)。したがって17万円の車両価格差は、6万km走らないウチ、モトが取れてしまう。6万km以上走ったなら、1万km毎に3万円浮くのだから大きいです。
こう書くと「日産は5年間でバッテリー性能が80%になると言っている。5年間で6万km走らないと損になるだろう」と思うかもしれない。興味深いことに日産の発表を見ると5年とだけ書いてあり、走行距離について明記していないのだ。電池寿命については『リーフの電池寿命』を御覧頂きたく。(国沢光宏)
私のリーフ
充電場所や走行可能距離の表示までしてくれるナビゲーションシステムや、高価なLEDヘッドライト、アルミホイール、サイドエアバッグまで付く。『プリウス』で言えば252万円の『Sツーリングセレクション』に、30万8700円する工場オプションのナビを加えたようなもの。
何と! リーフXとプリウスSツーリングセレクションの価格差は約17万円ということになる。ここからが本題。走行1万km毎に必要なエネルギーコストは、リッター20km走るプリウスで7万3千円。方やリーフだと昼間の電力を使っても4万3千円(電費7km/kWh。電力30円/kWhで計算)。
これまた私のプリウス
つまり1万km走る度に3万円もリーフの方が安いのだ。いや、リーフなら無料で充電出来る場所も少なくない(私は半分以上無料で充電してます)。したがって17万円の車両価格差は、6万km走らないウチ、モトが取れてしまう。6万km以上走ったなら、1万km毎に3万円浮くのだから大きいです。
こう書くと「日産は5年間でバッテリー性能が80%になると言っている。5年間で6万km走らないと損になるだろう」と思うかもしれない。興味深いことに日産の発表を見ると5年とだけ書いてあり、走行距離について明記していないのだ。電池寿命については『リーフの電池寿命』を御覧頂きたく。(国沢光宏)