韓流未公開株詐欺:暴力団組長を逮捕 詐取金受け取りで
毎日新聞 2012年11月07日 01時07分
韓国の人気ドラマ関連事業を巡る未公開株詐欺事件で、芸能関連会社「サムファエンターテインメント」(東京都中央区)の社長らから詐取金のうち数十万円を受け取ったとして、警視庁組織犯罪対策4課は6日、指定暴力団住吉会系組長、川鈴木(かわすずき)博文容疑者(48)を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)と詐欺ほう助の容疑で逮捕した。
これまでの調べでは、サムファ社は上場予定のない未公開株の販売で全国の約460人から約10億円を集めたことが判明している。同社から川鈴木容疑者には計約1億円が渡っており、組対4課は未公開株詐欺が暴力団の資金源となっていたとみて追及する。
逮捕容疑は09年、知人のサムファ社社長、武仲哲宏被告(54)=詐欺罪で起訴=らから、未公開株の詐取金の一部と知りながら、現金数十万円を受け取ったなどとしている。