飲酒運転根絶:県断酒会と熊本北署が呼び掛け /熊本
毎日新聞 2012年11月05日 地方版
NPO県断酒友の会と熊本北署は4日、熊本市中央区の新市街アーケードでチラシなどを配って飲酒運転の根絶を呼びかけた。アルコール依存症を克服した人たちでつくる全日本断酒連盟が今月10日を「断酒宣言の日」に定めており、県内でも毎年この時期に街頭活動をしている。
同会によると、アルコール依存症の人は全国に約80万人。アルコールが原因の暴力などの被害者は約3000万人に上るという。同会は「飲酒運転をする人の中にもアルコール依存症は多い。正しい理解と治療で断酒を」と呼びかけた。
今年、県内で飲酒運転による免許取り消し処分を受けた人は9月末現在で約350人。北署も「人ごとではありません」と大書きしたチラシを配り「自分だけはつかまらんばい、事故なんか起こさんばい、という甘い心を捨てて」と訴えた。【取違剛】