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第2沼沢発電所 運転再開を容認へ 金山町長が見解
福島県金山町の長谷川夫町長は5日、昨年7月の新潟・福島豪雨後に運転を原則見合わせた同町の第2沼沢発電所(出力46万キロワット)の運転再開を容認する方向で検討する考えを示した。 県が豪雨で被災した金山、只見、三島、柳津、会津坂下の只見川流域5町の復興のため、20億円の基金を12月に創設する方針を打ち出したのを受けた。 長谷川町長は「議会と相談して決めるが、運転容認について前向きに考えたい」と述べた。 同発電所は揚水式で東北電力が只見川で運営している。豪雨時の流域ダムの放水で被害が拡大したとして地元住民の反発が強まり、電力供給窮迫に伴う昨年9月18日の緊急運転を除き、豪雨後の運転を見送っている。 基金は東北電力と、只見川に発電ダムを持つ電源開発が10億円ずつ拠出する。復興事業のほか、被災住民の生活再建に生かす。
2012年11月06日火曜日
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