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郡山に「再生エネ拠点」産総研、市と土地売買契約

研究拠点のイメージ図

 独立行政法人の産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は6日、再生可能エネルギーの研究拠点を福島県郡山市に設ける構想を明らかにした。産総研によると、世界最先端の研究施設で再生可能エネルギーの実証に向けた総合的な研究拠点は国内初。
 立地場所は同市待池台2丁目の郡山西部第2工業団地の計5万5000平方メートル。同日、市と土地売買契約を結んだ。4階の研究本館と平屋の実験棟、2万5000平方メートルの実証試験場を建てる。
 研究対象は再生可能エネルギーの実証試験のほか、次世代太陽電池や地球熱エネルギーの利用技術の開発、水素エネルギー貯蔵法など。
 常勤の研究者と職員は約100人で、研究の進み具合によって最大1万人の国内外の研究者が利用する。産総研の研究拠点は国内10カ所目。総工費は約101億円で土地は市から約9億円で取得した。12月に着工し、2014年4月に開く。
 野間口有理事長は「研究技術の実証化を早め、産業化につなげる」と抱負を語った。原正夫郡山市長は「安定雇用と企業誘致の柱で郡山市、福島県の再生に結び付く」と歓迎した。


2012年11月07日水曜日


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