――話数・初出タイトル―― |
―――初出名称――― |
―――――――――証明画像――――――――― |
――――分類―――― |
――――――コメント――――― |
全般
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峰不二子
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正式設定
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原作初期メインヒロインの共通名称。
原作初期において「峰不二子」は「007のボンドガール」的役割を与えられている為
「手塚治虫のスターシステム」
と同様、顔や風貌はほぼ同じだが、1話ずつ違う個性と設定で登場する。
原作者から完全に「一人の同一設定」として扱われるのは「新冒険」以降だが、新シリーズでも時に若干違う風貌、個性で描かれている事がある。
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53話
「DEAD HEAT」
67話
「鼠は死してシッポを残す」
73話
「キミが殺れ俺が葬る」
88話
「今月のテーマA
せいては盗をしそんじる」
91話
「今月のテーマ
我が盗争」
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不二子
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苗字なし
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基本的には
(他に峰不二子的な配置の人物がおらず、キャラデザインにも大きな違いがなければ)
「峰不二子」の下の名でのみ呼んでるとみて差支えないと思われる。
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話数別
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8話
「サスペンスゾーン」
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戸井木不二子
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苗字のみ別名
「峰不二子」とは別人?
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「峰不二子」とは顔の雰囲気が若干異なってみえる。
役割的にも「峰不二子」にしては大人し過ぎるように思える。同じ名前の別人なのかもしれない。
傍にいる「浜京子」の方が、余程顔つきも性格も、スタンダードな「峰不二子」像に近い。ただし「戸井木不二子」も「浜京子」も「峰不二子」の別名であるという記載はない。
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18話
「ナサケ・・・・・・
御無用!!」
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びわせ不二子
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苗字のみ別名
後に「峰不二子」に改訂
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改訂後は「北海道支部 峰不二子」になっている。北海道は原作者の故郷であり、原作者が意図的にヒロインである不二子に、生まれ故郷の北海道を名乗らせたかった物と思われる。
おそらく「びわせ」も北海道浜中市にある琵琶瀬湾(びわせわん)から取ったのだろう。原作者は北海道浜中町霧多布出身であるが、琵琶瀬湾も北海道浜中町の霧多布湿原側に位置する湾の名である。
尚、第6話「フウテン探偵」にも「琵琶瀬博士」の名が出てくる。
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23話
「シャモ狩り」
(改題「白い追跡)
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フジ
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カナ表記
愛称?
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近しい仲のミチに呼ばれてる事から「不二子」の愛称として見ても良いと思われる。
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24話
「とぶな悪党」
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リンダ
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別人名
後に「峰不二子」に改訂
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完全に違う名である為、初出では原作者は「峰不二子」とは意図的に別人扱いするつもりだった可能性がある。
この話で「リンダ」は、ルパンと重くシリアスな恋愛ドラマを展開する為、レギュラー名称の「峰不二子」では、後が続けにくいと原作者が読んだのかもしれない。同様にルパンとシリアスな恋愛劇を見せた後続作品、原作旧第82話「能ある悪党牙かくすB 今週のタッチ 静かな静かなタッチ」でも、ヒロインはただ「女」としか呼ばれていない。
アニメ化の際、「とぶな悪党」の「リンダ」名はそのまま引き継がれ、キャラデザインを変えて、不二子とは別人物として登場する(ファーストシリーズ第3話「さらば愛しき魔女」)。
だが「能ある〜」の方は、女は「峰不二子」として描かれている(ファーストシリーズ第9話「殺し屋はブルースを歌う」)
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32話
「大募集
義賊部々員」
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不二峰子
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アナグラム名
後に「峰不二子」に改訂
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原作者によると「不二峰子」は、すなわち「峰不二子」の事であり、その名を逆にしたものだという。
この話はパラレル設定の「原作ルパン三世」の中でも、最もパラレル性の高い「角帽シリーズ」のひとつで、本来「怪盗VS警察官」というルパンと銭形の関係が大学のキャンパス内で「不良後輩VS模範先輩」という図に形を変えて対立している、いわば「番外編」的な設定の話である。
その為、レギュラー名である「峰不二子」も、初出では意図的にイレギュラーのアナグラム名にしたとも考えられる。しかし、この話の続編では「峰不二子」の名でヒロインが登場している。
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45話
「ホワイト・カラー
シリーズA
危険スレスレ」
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峰
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苗字のみ
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この話の前話にあたる「ホワイト・カラーシリーズ@ フレッシュマン」では「峰不二子」が出てくる。
「フレッシュマン」でも、次のこの「危険スレスレ」でもルパンは「日東通運」に勤めているサラリーマン設定である為、一見すると、この2作は続編のように見えるかもしれない。
しかしこの2作は1話完結の違う話で、出てくる「峰不二子」と「峰」も各話に伴った別々のパラレル人物設定だろう。
「フレッシュマン」では既に顔を知る者同士の「ルパン」と「峰不二子」だが、「危険スレスレ」の「峰」は冒頭ではまだルパンの顔も知らないようであるし、「峰」と「峰不二子」とは役どころも違う。
またこの「ホワイト・カラー」シリーズは5連作になっていて、他にも明らかな設定の違いが各話にみられる。
例:
ルパンの勤める会社名と、
ルパンが会社で呼ばれてる名前の違い
「フレッシュマン」
・・・日東通運(ルパン三世)
「危険スレスレ」
・・・・日東通運(滝ノ川大介)
「ハレンチ・マン」
・・・ 日東工業(滝ノ川)
「現代下剋上」
・・・・・日本第一探偵(ルパン)※
「ルパンの大罪」
・・・・東通工業(ルパン)
※ルパンは「東通観光」の事業計画を盗む人物として登場しているが、敵からはルパンは「北海観光」を探る人物だといわれている。
ただし「峰不二子」の名前に関しては「峰」と出てきた場合「不二子」とつくのが恒例なので、この「峰」も、もし名を問われれば「不二子」(表記違いも含む)と名乗りそうである。
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50話
「盗っとゲーム」
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フジコ
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カナ表記
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「不二子」の別表記ではないかと思われる。原作初期においては、五右ェ門も「五右ェモン」など、カタカナをまじえて表記している事も多く、また原作者が正式表記に拘る姿勢も見られなかった。それと同じパターンであるとみるのが自然のように思える。
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72話
「ヤングマン・シリーズB
キミが殺れ俺が葬る」
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不二峰子
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アナグラム名
後に「不二子」に改訂
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32話「大募集 義賊部々員」と同じアナグラム名。パワァ コミックス初版では既にこの部分は「不二子」に改訂されている。
なお、前話の71話と72話は別々の話でありながら、サブタイトル数が同じ「B」となっている。おそらく単純な数え間違いだろう。
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73話
「ヤングマン・シリーズD
キミが殺れ俺が葬る
その2」
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峰子
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アナグラム名
後に「峰くん」に改訂
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この話の前編にあたる72話に「不二峰子」が出てくる為、この「峰子」も意図的に同じアナグラム名で出したと思われる。話の繋がりを見ても、その意図から考えても、72話と73話の「峰子」は、まず同一人物と見ていいだろう。
しかしパワァ コミックスでは72話の「不二峰子」を「不二子」に改訂していながら、73話では「峰子」のままであり、更に同じ名称の32話の「不二峰子」もパワァコミックス版ではそのままである。
72話のサブタイトル数の「B」は、本来ならば「C」と表示される話数である。次の73話サブタイトルの数字が「D」になっているのは、その間違いをこの話で修正して帳尻合わせをしているからだと推測される。
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81話
「能ある悪党牙かくすA
今週のタッチ
ロマンチック
・アクション」
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フジ子
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カナ表記
後に「不二子」に改訂
※
「パワァ コミックス」
「双葉文庫」
はそのまま
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これも「不二子」の漢字表記に拘らなかっただけではないかと思える。「フジ」と同じく、仲間内から呼ばれている場合、軽い印象のカタカナの方が女友達同士の親しげなニュアンスが出ている。
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