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'12/11/6

代替運行 市の負担明らかに


 福山市の羽田皓市長は5日、井笠鉄道(笠岡市)の経営破綻で中国バス(福山市)に委託した路線バスの代替運行について、市の負担が来年3月末までの5カ月で5千万円に上るとの試算を明らかにした。

 代替運行は市がバスを借り切り、運賃収入で賄えない経費を負担する。試算では1カ月1千万円、年間で1億2千万円。井笠鉄道に支出していた年間2500万円の補助金に比べ、4・8倍となる。

 広島県は「既存の制度に沿って市へ補助金を支出する方針」(地域政策総務課)。国も貸し切りバスへの補助制度はないものの、各自治体が時間のない中で緊急的措置として貸し切りという形態を取ったとして「支援を検討している」(国土交通省交通支援課)という。

 代替運行は、来年3月末までの暫定措置として今月1日、井笠鉄道が運行していた市内の27系統のうち17系統で始めた。




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