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高速バスの新安全基準 適用拡大へ
11月5日 15時29分

高速バスの新安全基準 適用拡大へ

国土交通省は、高速ツアーバスを対象に、夜間、運転手が1人で乗務できる距離の上限を原則400キロとした安全基準を、いわゆるスキーバスなど、ほかの貸し切りバスにも適用する案をまとめ、早ければ来月にも実施する方針です。これにより、対象となる会社はおよそ200社から4500社に広がる見通しです。

乗客7人が死亡した関越自動車道の事故を受けて、国は、高速ツアーバスを対象に安全基準を見直し、今年7月以降、夜間、運転手が1人で乗務できる距離の上限を670キロから原則400キロに短縮しました。
その後も、ほかの貸し切りバスについては従来の670キロの基準が適用されていましたが、国土交通省は5日、運転手の過労を防ぐため、すべての貸し切りバスに対象を広げる案をまとめました。
これにより、いわゆるスキーバスや夜間長距離移動する可能性のある観光バスにも新しい基準が適用され、対象となる会社はおよそ200社から4500社に広がる見通しです。
一方、路線やダイヤをあらかじめ決めて乗り合いバスとして運行されている高速バスについては、上限を原則400キロとするかどうか、今後、検討するとしています。国土交通省は、一般から意見を募集したうえで、今月中にもこの案を正式に決定し、早ければ冬の観光シーズンに合わせ、来月から実施する方針です。

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