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【プロ野球】

大島、侍1番テスト キューバとの強化試合

2012年11月6日 紙面から

 来年3月に開催される第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表スタッフミーティングが5日、東京・内幸町の日本野球機構(NPB)で開かれた。約5時間に及ぶ会議では16日、18日のキューバとの強化試合に、中日・大島洋平外野手(26)が「1番」でテストされることが確実になった。また日本代表・山本浩二監督(66)は巨人・阿部慎之助捕手(33)を、本大会でキャプテンに指名することを示唆した。

 大島にとって願ってもないチャンスが転がり込んできた。本番を見据えるうえでも大事な16日、18日のキューバとの強化試合。成長著しい26歳に、日の丸の1番適性テストが実施されることになりそうだ。

 「とにかく準備を早めにしていこうというのが山本監督の方針。大島は1、2番のタイプの選手だからね」と立浪打撃コーチ。浩二ジャパンは14日、15日に福岡で合同練習を予定。最終的にはその状態を見て判断されることになるが、大島が切り込み隊長として先発起用される可能性は十分だ。

 それと同時にキューバ戦は、大島にとっても試金石の一戦となる。すでにNPB側はヤンキースからFAとなったイチロー、ブルワーズ・青木にWBC参加を要請。山本監督が「チームが決まっていない選手もいるし、こればっかりは…」と話すように現段階では不透明で、最悪、招集できない事態もある。

 そこで立浪打撃コーチは「キューバ戦ではイチロー、青木を呼べないことを想定してやらないといけない。その場合の1番は長野、大島、糸井あたり…」と強化試合では、メジャー組の本大会不参加を想定。条件付きながらもキューバ戦の出来次第で、大島の1番定着が一気に現実味を帯びてくるわけだ。

 WBCの外野陣は5枠。大島がそこに名を連ね、そして切り込み隊長を奪えるか。今季、大ブレークを果たした男の真価が、まずはキューバ戦で試される。 (伊藤哲也)

 

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